第8話 デビュー作品
「じゃ、他に誰か決まった彼女がいるの❓」
「い、いえ…… 彼女なんて、一人もいませんし…… 恥ずかしい話し……
僕、
付き合った女性も皆無だ。
「じゃ、姫乃と結婚してェ……」
「いえ、ですけど…… 僕なんかじゃ……」
「フフ……、忘れたの……」
「え……、な、何をですか」
「一平のデビュー作……」
「はァ~……」忘れるはずはない。
僕のデビュー作品はメジャー誌で準入選したモノだった。
ひと夏の少年と美少女の出会いを描いたラブコメだった。
華々しくデビューしたが、結局、ブレイクせず、今は三流エロ漫画家だ。
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