第4話

「ハッハハ…… ま、まさか……❓

 本気じゃないですよねぇ」

 妙に笑顔が引きつった。どう考えても、こんな話し冗談としか思えない。


「え、何で……❓」


「な……、何でッて…… ついさっきお会いしたばかりですよ。僕たちは」

 会ったその日にプロポーズなんて……

 デートもしてないのに。しかも彼女の方から……


「そんなに私の手料理、不味まずかった」


「え……、いえ、美味おいしいですよ。

 姫の手料理は」

 手料理の問題じゃない。たぶん美味しいのだろう。

 緊張して全く味が解らないけど……

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