ネコ耳メガネ美女は婚約破棄されると次の恋愛を求めて

一ノ瀬 彩音

第1話 私は婚約破棄されると次の恋愛へと

私には現在、お付き合いしている人がいるので

ございますが、その人とは婚約のお約束も

しているので将来は安心かと思っていたのです。


しかし、安心している所へある言葉を聞いてしまう

と私はショックを隠せないでいるのでした。


その言葉は婚約破棄という言葉です。


婚約破棄というのは婚約のお約束をしていたのに

破棄されてしまう事なんですけど、まさか私に

婚約破棄というのが訪れるというか、そういう事に

なるなんて信じられません。


そこで私はある人の元へ行こうとしている所です。


私のお名前はクリス・インティーナで年齢25歳、

貴族をしているのですが、周りからはネコ耳メガネ美女という風に

言われてて名前で呼んで欲しいです。


婚約のお約束をしていた人のお名前はサイヤン・ビルーズ

年齢25歳、職業が商人です。


年齢は私と同い年なんですけど、私よりしっかりとしている

お方で本当に情けない私がいます。


私はサイヤンの所へ到着すると、サイヤンを呼び出すために玄関の扉を

強く叩くのでした。


そうしていると玄関の扉が開いてサイヤンが出てくると私は

「サイヤン! お話があるのだけれど、いいかしらね?」


「どうしたんだ、一体」


「周りの噂で貴方が婚約破棄したいって言っていると、聞いたんだけどね。

それは本当なの?」


「間違いない、本当の事だ」


「どうして婚約破棄したいって思ったのかを教えて」


「それはお前が貴族なのに俺よりしっかりとしていないからだ」


「本人が居るのに面と向かって言うなんていい度胸ね」


「本当の事だし、別にいいじゃないか」


「それはそうだけど……………………」


確かにサイヤンの言う事は正しい事で反論が出来ないでいると

サイヤンがこう言ってくるのでした。


「それにな、クリスは出る所が出てないし、身体も25歳にしては

幼いしな」


「そういう事を言うのね、これでも周りからは美女って

言われているのに………………」


「そうかもしれないが俺の好みじゃないな」


「じゃあ、どうして婚約のお約束をしたのよ!!」


私は声を荒げて言ってしまうとサイヤンが私に

「そういう所だよ、すぐに冷静さを欠ける」


「うっ、そうだね」


「まぁ、婚約破棄する事は決めているし、変えるつもりもない」


「わかりました、サイヤン」


「わかってくれると助かる、今までありがとうな、クリス」


「いえっ、こちらこそ、今までありがとうございました」


私はサイヤンの目の前から歩いて消えると何処かへ適当に向かっています。


結局、私が貴族としてしっかりともっとしていれば、婚約破棄を

回避出来たと思うと悔しいです。


こんな事ならもっと貴族としてお勉強や作法をしていれば良かったと

後悔していますが、そんな事をしててももう遅いですよね。


私自身は気を取り直して次の恋愛をするために異性を探す事に致します。


異性を探すといっても私と釣り合う人を探さないといけないので

本当に大変かもしれません。


サイヤンみたいな人と出会って恋をしてしまうと、私が傷つく恐れが

あるのでそれは避けたいという気持ちがあります。


次の恋愛をして幸せをつかんだ時は決して後悔がないように

行動してきちんと貴族としての能力を上げる事も忘れずに

しようと考えております。


貴族の私は必ず幸せというのをつかんで美して素敵な家庭を望みます。


私にふさわしい男性を探す事に専念致します。


幸せは待っているだけじゃ来ません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ネコ耳メガネ美女は婚約破棄されると次の恋愛を求めて 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ