第577話 ダンジョンへ連れて行く人選を

「私も同行いたします。」


ミルテは・・・・こことは違う世界で勇者だった・・・・ならば適任か。

「頼む。ダンジョンは魔物が出現する場所以外はほぼ無害なんだがな・・・・」


そしてクシーさんが・・・・

「ダンジョンですね。私のダンジョンに向かうのでしょうか?」

そうだった・・・・クシーさんの管理してるダンジョン・・・・今は別の個体?が管理してるんだよな。


「ああそうだクシーさん。」


「マスターは100層を見事に攻略なさいました。どうされますか?私も同行いたしましょうか?」


・・・・俺が直接どうこうしないからな・・・・

「いや、ダンジョンで素材を集めてもらうのは俺じゃないから、無理には来なくていい。俺もさほど留まらないから。」


「畏まりました。」


「ダンジョンなのか・・・・我は行かぬ方がよさそうじゃな。」


「ああ、レシティアはダンジョンには行かない方がよさそうだな。それよりもだな・・・・こいつらが素材を回収するから、レシティア、クシーさんと共に、回収した素材の仕分けや、必要な場所へ届けるルート作りをしてくれないか?」


「へ?そんな事をしてどうするのじゃ?」


「ああ・・・・こいつらには素材の獲得をしてもらうんだが、その素材を扱うのは俺達じゃない。だからといって何も決めないままでは、せっかく集めた素材が有効活用されないからな。」


「わかったのじゃ!今後の事を考え、誰でもできるように考えてみるのじゃ!」


レシティアはこういった事をするのは問題ないだろう・・・・彼女は頭の回転が速い。機転もきく。それに、ダンジョンの素材は何処に何がというのはクシーさんは詳しいからな。その辺も含め、対応してくれるだろう。


「じゃあレシティア、頼んだぞ。」


「シモンよ任されたのじゃ!」


「それとクシーさん、貴女はあのダンジョンに詳しい。レシティアの良き相談相手になってやってくれ。」


「どう相談に乗ったらいいのかはわかりませんが・・・・助言はできると思います。」


「よし・・・・ミルテ、準備はいいのか?」


「ああ、あらゆる事を想定しているからな。事前に準備はしてある。しかし・・・・あれは凄いな。」


「あ?何が凄いんだ、ミルテ?」


「そうじゃないか?うん▲しても、しょ●べんしても問題ないとか。」


綺麗な顔でそんな単語を連発しないでくれ・・・・


「何を今更言っておるのだ?私のあらゆる穴を見たくせに。」


・・・・尻の穴はそんな言うほど見てないぞ?俺はア◆ルには興味がないからな。


「冗談はここまでだ。ちなみに私の装備にもその付与は出来るのか?」


「あ、ああ、できるぞ?ただ、これは俺限定だからな、こういった付与をしたのはよほどの事が無いと店に出せないんだ。何せ、俺がいなくなったらもう店は仕入れる事が出来なくなるからな。」


「そうか・・・・ま、それは後でやってくれ。」


「わかった・・・・じゃあ出発するか。」


俺達はダンジョンに向け、移動を開始した。

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