第556話 カミラとミルテ

この後、ミルテとの愛を深めた後、領地へ戻った。


クルーザーを下りる前に、何かミルテに思う所があるのか、俺に提案をしてくる。


「今後の私の立ち位置だが・・・・少し考えがあってな、無論旦那さまの傍から一時も離れるつもりはないが、少しいろいろ様子を見させてくれ。旦那さまに何が必要なのか、その見極めをしたい。」


・・・・なんだ?その見極めって?

「クルーザーで色々あったと思うが、俺はミルテを束縛する気はない。無論ずっとそばにいてくれたら嬉しいが・・・・まあ、それは俺の希望だからな。だが、だからと言ってずっと俺の近くにいる必要はないぞ?ミルテのしたい事、見たい事があれば、気にせずにそちらに注力してほしい。」

すると・・・・俺に抱きつき、上目遣いで見てくるミルテ。

その、セクシーな雰囲気でそんな事をされると・・・・

「そんな事は気にしなくていい。私が邪魔じゃなければ、ずっと傍にいるさ。ただ、旦那さまには多数の妻がいるのだろう?無論頑張る時に寝所に一緒に居るとか、そのような野暮な事はしないし・・・・求められれば同伴も吝かさではないが・・・・まあ、それ以外はな、出来れば終始一緒に居たいのだが・・・・先ほどの妻の件だが、旦那さまと妻との関係がどのようなのか、しっかり見定めてからにしたいのだよ?こうみえて協調性はあるからな?旦那さまを独占するつもりはない。この辺りは順番?まあ今はそれを云ってる訳じゃないが・・・・まあつまりだな、旦那さまと妻達との関係を見て、今後の私の振る舞いがどうあるべきかと言うのをだな、決めようと思っているのだ。旦那さまに何が必要なのか。」


「よく分からんが好きにしてくれ。まあなんだ、今まで君みたいな女性は俺の傍に居なかったからな。じゃあ・・・・戻るか。」

「わかったが・・・・じゃあ戻る前の最後・・・・」


その後俺はたっぷり搾り取られ・・・・


妻達の待っている領地の館へ到着した。


・・・・

・・・

・・


今妻全員に集まってもらった。

本格的なカミラとミルテの報告だな。


「士門さんから色々聞いていますわ。2人供この世界ではない場所に居た勇者だとか。士門さんの傍には、元々武術の心得のあった女性って傍に居なかったのよ。ここにいるシビルは・・・・弓の扱いは随一だけど、ここで私の言う武術とは体術の方ね。そちらに関しては皆素人でね。レベルだけは上がって、スキルも持っているけれど、元が素人。なので、2人でしっかり士門さんの傍で身辺の護ってもらえれば・・・・なにせ私達全員子供がいますし、何せ各々領地での役目もありますからね。」



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