第547話 カミラは語る
意外な事だが、カミラは魔道具に関してかなりの博識だった。
たぶん、と言うか間違いなくこの世界はもとより、日本よりも数段発達した文明世界に居たのだろう。
今後は魔道具はカミラとにらめっこしながら作るのもありか?
そしてこのちび・・・・じゃあもはやないな。かなりの小柄だが、立派な成人した女性が目の前にいる訳で。
「ねえ・・・・いくらなんでも、この服はないと思う。落ち着いたからもっとせくしいなの出して?」
そう言われてもな・・・・まだ・・・・整った顔立ちだが20歳のその顔だ。と言うか20歳に見えない・・・・美女と言うより美少女。まだ幼さが抜けきっていないんだよ。
それに・・・・身長低いしな。胸もそうない・・・・だから、つい子供服みたいのを・・・・
「わかった・・・・Sサイズの・・・・ドレスが・・・・あると思う。スカート短めでもちょうどよさそうだな。」
俺はいくつかドレスを出す。
露出は控えめのばかりだ。
カミラに露出多めの服を着せるのもなんだしなあ、とか思いながらなんだが。
「これでいい。この中で一番あだるとな雰囲気のある服だ。」
そう言ってカミラが着たその服は・・・・
薄い緑色をした、そうだなあ、ありていに言えば友人の結婚式に着ていくドレス、みたいな感じだな。
だが、意外とこれが似合っているんだ。
一気にきた成長の為か髪の毛がものすごい長さになったカミラだが、その髪の毛を後ろで団子状にして編み込んで束ねてるので、うなじがはっきりと見える。
それにそのドレスからちらっと覗くデコルテ・・・・特に鎖骨から胸元にかけての肌が綺麗なんだよな。うっすら青白く血管が浮かんでいるが、それがまたたまらん・・・・
って俺は何を考えてるんだ。
そんな折、カミラはここまでの経緯を話し始めた・・・・
こことは違う世界の姫として生まれた彼女。
(注:542話を参照の事。)
勇者として魔王を討伐しようとしていたが、そこに現れたリアレプトに連れ去られてしまう。
だがその前に、側近が渡してきたナノマシンのおかげで成長する事もなく、また貞操帯のおかげで処女を失わずに済んでいた。
そして・・・・
「何たる事だ!10年経っても其方全く成長しておらんではないか!こんなガキンちょでは立たぬのだよ!さっさと成長せよ!」
リアレプトは何度かカミラの元へやって来たようだが、そのたびに成長していないカミラを見て、罵って戻っていったようだ。
その間にも何人もの女性勇者が色んな世界から連れ去られ、犯されていった。ある女性勇者は、リアレプトとの子を孕んでしまい、子を産む。
またある女性勇者は器具を入れ避妊して、またある乳デカ勇者は・・・・残念な子だったが、子宮がないから妊娠しない・・・・薬を仕込んでいて、妊娠しないようにしていた女性勇者・・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます