第548話 カミラとの結婚

「許可は得ている。結婚して。」

血だらけの股間を見せつけられ、俺は結婚を迫られる。

いや、だからと言ってそれはないけど、だが・・・・

俺はカミラと結婚する事にした。


「カミラ、今から服を着てくれ。今更だが仕切り直しだ。」

「私じゃ駄目なの?」

「そうじゃない。俺のケジメだ。」


その後、シンプルなツーピースの姿のカミラに俺は跪き、一つの指輪とナイフを差し出す。

これはきちんとしておかないとな。

「カミラ・・・・俺はなんだか知らないが、君とは、ずっと一緒に居ないといけない気がする。それは何故かわからないが・・・・それに、なんだかんだ言って君は俺の心の中に何かを持ち込んできたようだ。って何言ってるんだか・・・・それは今はいい。俺の国では、結婚する時に、指輪を交換する風習があるのだが、カミラに、俺の作った指輪をはめてほしい。ただ、この指輪は特殊だから、既に俺がはめている指輪とリンクするようになっている・・・・指を、そう、左手の薬指だ・・・・」


カミラは訳が分からないまま、左手を差し出す。


「カミラ、俺と結婚してくれるなら、この指輪をはめて返事としてほしい。」

「わかった。受け入れる。そして、口田士門は我が夫。死がふたりを分つまで常に一緒に居よう。」

そう言って受け入れてくれ・・・・

更にはナイフを渡す。

「カミラ、このナイフは、君が必要と思った時に使って欲しい。念じれば出し入れ自由だ。あ、一度血を吸わせる必要があるが・・・・もうそれはしているからな。」

受け取るカミラ。

流石魔道具の扱いはお手の物なのか、説明するまでもなく出し入れをしている。

「流石は旦那さま。こんな小さなナイフに色々仕込んでいる。そうできるものではない。」


俺はそっとカミラを抱きしめ、口づけをかわす。

目が合う・・・・


「・・・・私は正真正銘、口田士門の妻となった?」

「ああそうだカミラ。」

「そうか、では・・・・もっと激しく子作りして?」

う・・・・その上目使い・・・・

俺は理性が持たなくなり・・・・


・・・・

・・・

・・

気が付けばたっぷり搾り取られていた・・・・

「旦那さま、油断禁物。干からびていないで、さっさと起きる。」

いや、妻になったカミラに何で油断しないといけないのだ?しかも賢者モードも許してくれないとか・・・・

「まあいい。今後は一緒に魔道具を作れると嬉しい。」

「ああ、そうだな・・・・領地に帰ったら、カミラも何か作ってくれよ。と言うかお互い何か作って互いの力量を確かめるか?」

「そうね、旦那さまの力量はある程度分かったから、今度は私の力量を見せないといけない。期待してて。」

その後色々な一週間をクルーザーで過ごし、領地へと戻った。

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