第551話 ミルテと言う女性
「そう言えば旦那さま、助けた神々の女性とは関係を持ちましたが、我々人間とはまだですわよね?」
・・・・そうなのだ、あの時お礼と言って俺に・・・・あの場には元神と言うか、神だけだったからな・・・・
このミルテとはまだ・・・・いや、まだってもうヤるのが前提とか、俺も大概だな・・・・
「その・・・・色々ありがとうございます。私、こことは違う世界で勇者として魔王を討つべく旅をしておりましたが、リアレプトの配下の罠にかかり、仲間を目の前で殺され、あのくそったれ!あ、失礼を・・・・おほほ・・・・」
「いや、助けた時も思いっきり言ってたからな。今更気にせんよ。」
「まあ!旦那さまは心が広いわ。そして・・・・あいつは勇者をコレクションにしているのだとか。」
「ああ、何かそのような事を勇者君も言ってたな。」
「幸か不幸か、私はこんな姿だからな、自分で言うのもなんだが・・・・とっても男好きの顔だろう?」
うん?少し喋り方が最初のころに戻ったか?
「・・・・否定はしないな。たいそうな自信だが、それだけの事はある・・・・と言うか・・・・その・・・・切れ長の、綺麗な瞳に見つめられると勘違いをしてしまうな。」
「・・・・私は男が嫌いだ。最初の相手があいつだったと言うのもな・・・・だが口田士門、君には何かがある。この私が初めて心底抱かれたいと思ったのだからな。」
俺はこのミルテと言う女性を見つめる。
だが・・・・そうだ、さっきまでは違和感があったんだが、もしかしてこっちが地の喋りなのか??
俺はミルテを引き寄せる。
見つめ合う2人。
「ミルテ、俺は君がどのような仕打ちにあったのか、正直知らない。それに関しては、君がしゃべらなければ、俺からは聞きださないが・・・・聞いた方がいいのか?」
「いや、いい・・・・それと、ちょっと疲れてね。この喋りでもいいか?」
「ああ・・・・なんとなく気を使われてるのは分かってたよ。その喋りが君の本来のしゃべり方かい、ミルテ?」
「ええそうよ口田士門。そして・・・・そうね、今後次第ではまた旦那さまと呼んであげる。それにしても・・・・残念だわ。過去の自分を許せない。あいつに処女を奪われた・・・・」
そう言って驚く事に、ミルテは泣き出したのだ。
「その、俺は・・・・気にしないが、ミルテにとっては特別だったか?」
「ああ。結婚相手にしか身体を許すつもりはなかったからな。」
俺はそっと涙を拭いて、口づけを。
濃厚な返しがあった。
「・・・・その・・・・時間を戻す事はできないが・・・・物理的には、戻す事ができる・・・・と思うぞ?」
「口田士門、何を言っているのだ?」
「それな・・・・女神の話ってミルテにしたか?」
「何の事?」
そこで俺は女神の話をする。
あいつのせいでこの世界に無理やり転移させられた事、3人の妻はこの出来事のせいで友人・知人が死に、女神を未だ恨んでいる事。そして、女神は処女で、性的興奮が絶頂を迎えると珠を股間から生成する事。そして、それは処女でないといけない事。極めつけは女神が処女を失う・・・・女の神が処女を失う時、特別なアイテムが手に入る事。処女を失った神と、奪った男に。
そしてここからが本題。
俺は見せしめのために女神の処女膜を再生・・・・エリクサーの使用でできた事を言う。
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