第516話 捕らわれたノエミ

俺が後を追おうとすると・・・・


「あら?どこへ行くのでしょう?」


う・・・・何て破廉恥な・・・・けしからん!黒のガーター・・・・破壊力抜群だ!凄いくびれだ・・・・胸はそれなりだが・・・・それがいい!

下手に巨乳は・・・ゲフンゲフン・・・・知っての通り、私こと口田士門は、巨乳派では決してない。

少々控えめなのがドストライクなのだ・・・・


あ・・・・この女性・・・・何だあの目は・・・めっちゃ切れ長の・・・・セクシーな顔だ・・・・

それに・・・・そんなに動いてくれるな・・・・はっきり言って誘ってるとしか言いようのない、絶妙なくねらせを・・・



うう・・・・状況が状況なら・・・・辛抱たまらん!という奴だ・・・・


「なあ・・・・初対面の、見ず知らずの男に、その姿は、恥ずかしくないのか?」


「・・・・恥ずかしくないとでもいうの?」


うわ・・・・めっちゃきつそうな顔つきなのに、その恥じらい・・・・って、ふと其処で、俺は違和感に気が付いた。


この女性・・・・目が・・・・泣いているとでも言おうか・・・・


もしかして、強制的にやらされてる?


そして、ふと見ると・・・・ああ、言わんこっちゃない。


ノエミは・・・・リアレプトの後を追って部屋に入ったはいいが、何かのせいで、動きが鈍くなり・・・・捕まっている。





「何じゃここは・・・・まともに動けぬ・・・・」


「ようこそノエミ嬢!ここは吾輩の絶対領域!吾輩と、吾輩が許可したものしか動けぬ領域・・・・さて・・・・早速頂こうかのう・・・・」



何たること!このデブが・・・・我の胸を揉むとか・・・・う・・・・股を触るでない!


「ふんもおお!素晴らしいおっぱいじゃあ!では・・・・ベッドに行こうか!」


「誰が・・・・デブと寝るものか!」


「まあまあ、吾輩と結ばれれば、その性技に骨抜きになる事間違いなしじゃ!うはははは!」





・・・・早く何とかせねば!あんなのにノエミを犯させるわけにはいかない!


「なあ・・・・あんた・・・・あいつの僕なのか?」


「・・・・だとしたらどうなのだ?」


やはりそうか・・・・じゃあこのミサンガ・・・・効き目があるか?


「俺はこういったのに効くアイテムを持っている・・・・ミサンガだから・・・・少し手を出してくれれば装着できる・・・・」


もしかして直接そういう行動ができないのではと思い、提案をする・・・・


「何・・・・う・・・・頭が・・・・許さん!私の性技で昇天してしまえ!」


俺と、この女性は・・・・目が合った・・・・アイコンタクト?


女性は自身の身体を見せつけるように接近してくるが、俺はそれを避け、背後に回り、腕をつかむ。


「く・・・・放せ!」


全力で離れようと・・・・はしていなさそうだが・・・・少しはそれっぽくしているようだ・・・・


俺は素早く腕にミサンガを取り付けた。


すると・・・・その女性の動きが止まった。


・・・・


・・・・



「・・・・あ・・・・あああ・・・・・くそったれ!・・・・あのデブめ・・・・好き放題しやがって!毎夜抱かれるたびに、吐き気がしていたぞ!それと・・・・クチタと言ったな!ありがとう!私はあのデブの拘束から解放されたようだ!」


そして、情熱的なキスが降り注ぐ。


うぉおお・・・・何という・・・とろける・・・・は!今はそれどころでは・・・・


「す・・・すまんがノエミがやばい・・・・」


「あ・・・・あのデブ・・・・もう裸じゃないか!あの空間は、絶対領域、気を付けて、力が無くなる。」


なんだと・・・・ああ、ノエミが脱がされている・・・・







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る