第514話 吾輩の僕がいないようじゃが

『ところでのう、吾輩のしもべがおらぬようだが、何処へ行ったのかのう?』


「僕って何だ?」


『吾輩はノエミ嬢に聞いておるのだ。ち●こは黙っておるのだ。』


なんだこのおっさん。


態度が悪いうえに、きもい・・・・


「相変わらず性根が腐っておるのう、リアレプトよ。」


『ほめてもなんも出ないぞ?お?吾輩のち●こから出る白いのが欲しいのか?そうか仕方ないのう・・・・』


「あいにくと間におうておる。ここにおる口田士門のでな。ほれ、お腹には子もおるのだぞ?」


『なんと!信じられぬ・・・・あの無能のとしっぽりしておったゆえ、安心しておったが・・・・まさか寝取られるとは・・・・がくっ』


寝取られるって・・・・あんた関係ねえだろ!


「其方とは一度も男女の仲になってはおらぬゆえ、寝とられは関係なかろう。」


『信じられぬ・・・・土俵にすら上がっておらなんだのか、吾輩は・・・・』


「男は間に合っておるゆえ、そろそろ帰ってはくれぬか?帰ったらまた口田士門に抱かれたいからな。」


なあノエミ、何でそこだ盛大に煽るんだ?


『・・・・そこのち●こ、一寸で良いからノエミ嬢を貸してくれぬか?先ちょだけでよいのじゃ!』


「消えてくれ・・・・うぜえ・・・・」


『お?ノエミ嬢と二人で消えてくれって事か!そりゃあ有り難い!さあノエミ嬢、行こうか!』


・・・・どういう頭してるんだ?何か湧いてない?


「その腹をまずなんとかせぬと、生理的に受け付けぬ。」


『うお!厳しいお言葉!流石はノエミ嬢じゃ!そうでなくてはモノにした時の達成感というものがないからのう・・・・吾輩、完敗じゃ!』


・・・・何故そこで負ける?


『まあそれは置いといてだな・・・・吾輩の僕を返してもらおうかのう・・・・』


「ここにはいないぞ?」


『うむ・・・・並行世界か?それとも異次元か?ち●このくせに中々器用な事をしよるな。』


「あんたにも租▼んが一応付いてるんじゃないのか?」


『野郎に見せる趣味はない!』


「俺もねえよ!」


『ふむ・・・・む?おい野郎!』


・・・・ち●こから野郎に昇格か?


「何だ?」


『何者だ・・・・?吾輩仕方なく見たのだが・・・・何故レベル14なのだ!しかも珠の力でプラス2されておるではないか!』


「あ?そうなのか?気が付かなかったが・・・・?」


『吾輩用事を思い出したので、これにて失敬する!ではノエミ嬢、名残惜しいが、また迎えに来ようぞ!』


そう言ったと同時に、消え去ろうとするが・・・・


「させるかよ!」


俺はこの野郎を、不本意だが、羽交い絞めにした。


『これ止めんか!野郎に抱きつかれる趣味はないぞ!』


この間にどんどん姿が薄くなるが、俺はこうなる事を予期し、こいつの魔法に同調している。


因みに、ゲートと、空間魔法の・・・・どちらも空間スキルだが・・・・応用だ。



「あんたがどこに消えようとしてるか知らんが、行かせてもらうぞ?」


『これ、やめろ!着いてくるな!吾輩の神聖なるハーレムに野郎なぞ入れたくない!』


「私も行くぞ!」


さらにノエミがくっついてくる・・・・大丈夫か?



そして、3人?3神はその場から消えた。



・・・・

・・・

・・



「ここは何でしょうね?」


「私に聞かれても困るな・・・・」


「普通に、家のような造りなので、いいですが・・・・トイレもありますし、何故か食料もありますし・・・・」


「まあ、口田が戻ってくるまで、ここで過ごすとしようか。」


知見寺と木滝は異空間に閉じ込められていた。

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