第488話 何故こんなに女神にきつく接するのか
三津枝が言った。
「あの女神がこんな事をしでかさなければ、えっちゃんやまゆーちんは死ななかったんだ!あいつはミスしたって言ってるが、悪いと思ってない!許せない!」
佐和も
「同僚もたくさん死にましたよ?私と気ごころの通じる間柄だった人も死んだわ。立派な志の、立派なレディだったわ。それが、あんな死に方を・・・・それもあの女神のせいだわ。」
そう、三津枝と佐和は、女神に対し常にこういった気持だったようだ。
世津にいたっては、
「何が女勇者たんですか。そんなくだらない理由で、どれだけの人が巻き添えになった事か。ゆるせない。」
3人が3人、そう思っていたようで、シビルにしてもそうだ。いい印象は全くない。
だから、今回の事は、だれも止めなかった。
しかも、女神が処女を失う事で、得られるアイテムもあり、むしろ率先して俺に勧めたぐらいだ。
あ、そうそう、あの女神が作り出したえっちなしR・・・・じゃなかった、珠、どさくさで俺は相当数カバンの中にしまってるんだ。
そしてこっそり妻達全員に渡してある。
万が一何かがあった時に、何かの役に立つのではないかとの考えからだ。
鑑定してもさっぱりわからないんだよな。
どう使うんだろう。
・・・・
・・・
・・
・
こうして月日は流れ、ノエミと女神は俺の子を産んだ。
女の子だった。
女神は処女出産とかいう結果になっていたようだが・・・・後で回復魔法で元に戻してやった。
「もう・・・・許してください・・・・」
女神は泣いていたが、世津達はいつまでたっても許す気配がない。
うーん・・・・もうそろそろいいんじゃないか?
俺はそう思うんだがなあ。
女神は子を産んだ後、妙に俺にくっついてくるようになった。
あんた百合じゃないのか?
「だって・・・・ここに私の味方はいないのよ?あんたぐらいよ?最近かばってくれるし、なにかとベッドの中じゃあ優しいでしょ?」
・・・・俺は無理やりは嫌なんだ。
だが・・・・すまんな女神、処女とすると・・・・個人差はあるんだけど、特に女神はいつも出血が凄くてなあ、ある意味興奮するんだよ。
それに、何時までも嫌悪感を持たれるのもなあ。
ノエミは最初から気が付いているようで、
「流石ですね、口田士門。、女神を完全に手なずけちゃって。しかも何ですかこの大量のアイテムは。」
「いいだろう?あんたが何を目指してるか知らないが、これだけアイテムあればなんとかなるんだろう?」
「ええ・・・・多分勝てるでしょうとも。あ、それと・・・・そろそろ二人目欲しいんだけど?」
俺は肉食獣に捕捉されてしまった・・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます