第484話 女神の解放
その後、ノエミとシビルが話し合いをし、俺の回復を待って、女神を解放する事になった。
これには居合わせた妻’s全員が見守る事になった。
「もうこれを拘束してる必要もないからな。でもいいのか?見たら驚くぞ?」
「何を驚くのでしょう?」
「現実。」
何だろう、嫌な予感しかしない。
そして、シビルの部屋に移動する俺達。
シビルの部屋は、それなりに広い。一応、皆の部屋はそれぞれ20畳ほどある。
各部屋にトイレと洗面、キッチン、風呂が備え付けてあり、そこいらのマンションより充実してたりするんだよ。
そして、シビルは広い部屋を何故か仕切っていた。
「この仕切りの向こうにあいつはいる。はっきり言おう、ある意味拘束はしていない。この建屋から出られなくしているだけで、私の部屋はすべて使えるようにしてあるんだ。」
そして、部屋を開けると・・・・
喰っちゃ寝している女神が、そこにはいた・・・・
ああーーーー何たる無様!
正直に言おう、20歳そこそこにしか見えない美少女が、ジャージ姿でだらしなく寝っ転がり、ポテチをつまんでいたらどう思う?
しかも、そこに置いてある本が、うっすいあんなこんなの本だったら?
さらに・・・・部屋中に下着が脱ぎっぱなしで、ブラとかパンティとか・・・・
「ちょっとおシビル、何かうるさいんだけど・・・・ってギャーなになにこれは!」
そこにはだらしなさ満開の女神が鎮座いたしておりましたとさ。
・・・・
・・・
・・
・
シビルが言うには、女神を拉致った後、この部屋に結界を張り、女神の拘束を解放したそうだ。
そしたらこの女神、自分の置かれた状況が分かってなく、まだシビルを愛しの君扱いだった。
自分が女魔王で、女魔王を解放してほしいと言ったそうだが、私にはそんな事はできない!って言われたそうな。
そして、それでも女神はシビルを愛しの君と思いこんだまま・・・・今に至るそうだ。
「あ・・・・ああ!ちょっと!そこに居るのは、女勇者たんじゃない!キャーまさか!目の前で会えるとは?どうして?素晴らしいわ!ねえ女勇者たん抱いてハアハア・・・・」
見てられない・・・・そして、部屋の奥には、山積みになった珠が・・・・
「久しぶりね女神。あんたを助けに来てあげたよ。まあ、しっかり務めを果たしてくれてるようだからいいけれど、それにしても凄い珠の量ね。」
「え?ええ?ノエミ様じゃないですか!どうやってここに?」
「その様子だと知らないだろうが、神の世界が今大変なのだよ?あんたが拉致られている間に、邪神の勢力が凄い事になってなあ。だが!それだけの珠があれば、逆転できる、出来るぞ!あ、これだけあれば、もう少し珠造れば、もうデアも女神も、処女である必要はなさそうだな。何せ、私の腹には口田士門との間に生せた子が既に宿っているからな。無論女子だ。」
え・・・・ええ?昨晩のあれでもう妊娠?普通未だ着床してるか調べる事も出来ないぞ?
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