第483話 ノエミと女神

俺がノエミとあれこれしている頃、シビルと世津が・・・


「うう・・・これで・・・・私は自由・・・・うう・・・・」


「よかったね、シビルさん。一族の悲願、だったんでしょう?」


「ええ・・・・ええ・・・・あの人に頼って・・・・正解だった・・・・」



ちなみに、もしこれで成功しなかった場合、士門にもう一つ考えがあった。


白河さんが持っている、珠から制作した命のバックアップ。あれでシビルの命をバックアップし、世津にシビルを殺してもらい、再び復活させる、という荒業だ。


一度シビルを殺す必要があり、本当に復活できるのかも怪しいので、しかも復活したら女魔王として再び・・・・という結果になりかねなかったので、その手段は最終手段だったのだが、ノエミの協力によって、回避された。


・・・・

・・・

・・


「さあ、着いたので、女神の解放のお願いしますね。」


「ああ、分かった・・・・わかったから、少し離れてくれ・・・・」



ノエミは変な魅力・・・・大人のエロい魅力があり、そんな美女にくっつかれていたら、男なら大歓迎だろうが、もうなんというか、精気をすべて吸い取られる勢いだからな・・・・美しいバラには棘があるって昔から言うだろう?みんなも美女と接する時は気をつけてくれ・・・・ってそんな羨ましい体験、ある訳無いだろうって?ご尤も・・・・



俺はノエミを伴い、館に戻ってきた。


シビルに女神の解放をしてもらうためだ。


もう女神を拘束する必要が無いわけだからな。


あ、それを言えば、シビルが俺の所に居続ける必要もなくなった訳か・・・・


「お・・・・お帰りなさい、士門さん・・・ってああ!何ですかそれは!もう半分干からびてますよ!」


微妙な表情の世津。


「ああ・・・・ただいま・・・・見てないで、助けて・・・・」


あああ、大丈夫だと思ったが、干からびかけてたか・・・・


「お・・・・お帰り、し・・・・士門?」


シビルがぎこちない。


「ああ、シビル、ただいま。少しは落ち着いたか?」


「あ・・・ああ・落ち着いた・・・・って貴様、士門から離れろ!もういいだろう!」


シビルがいきなりノエミに食って掛かる。


「いいじゃない減る物でもでもないし?」



「士門の精気が明らかに減ってる!離れろ!」


シビルは無理やり俺を奪った。


「さあ士門、こっちだ・・・・」



ええ・・・・今度はシビルとか・・・?


「お待ちなさい!女神を!女神を解放なさい!」


「少しぐらい待てないの?さあ世津、行くわよ!」


「ええ!私も?!」


「元女勇者と、元女魔王のサービスだ!たっぷりお礼をしてやる!さあ!」


あーーーーやめてくれーーーー



翌日、俺は真っ白に燃え尽きていた・・・・


「いいんですか、シビルさん?」


「いいんじゃないか?ベッドでは野獣だったじゃないか士門は?」


世津とシビルはつやっつやで、腰が充実していた・・・・何をナニしたかは3人の秘密だ・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る