第482話 女の神と、合体

「さあ終わった。口田士門、どう?ちゃんとできてるでしょ?」


うん、出来てる。


「世津、シビルどうだ?」


俺は当事者2人に聞いてみる。

「よく分からない。」



世津はわからないようだ。

今まで不都合が無かったからな。



一方のシビルは、


「あ・・・あああ!ない!ないぞ!女魔王としての因子が無くなった!これで、もう、解放された・・・・?」


「はい、これで完了です。さて、口田士門、約束通り子作りしましょう!」


うわ、ストレートかよ。


「なあ、それはまあ・・・・いいんだが、俺、あんたの名前知らないんだけど?」


「え?名乗ってなかった?じゃあノエミって呼んで。」


「じゃあ、ノエミ。そのありがとう。シビルの悲願が、こんな形で叶うとは思わなかったが。」


「ええ。私も今まで子供を授かる事ができなかったから、やっと悲願が叶うわ。」


「ええ?あんたら夫婦、ヤッてたんだろ?」


「・・・・種なしだったのよ。」


え?種なし?


「おいおい、あんたたち、神なのだろう?そんなのでいいのか?」


「今まではそれでもよかったのよ!だけど、事情が変わったの!さあ、さっさとヤる!行くわよ!」


何て力だ。ほっそりしてるのに。俺は襟首をつかまれ、ずりずりと引きずられていく。



あ、白河さんが・・・・

「若いっていいねえ。さて、私は色々思うところがありますので、一度お暇させてもらいますよ?では、くれぐれも干からびないように・・・・」


「どうもすいません・・・・」

白河さんは、こんな俺を見つめながら、最後にそう言い残していったよ。


「みんな、ゲートで館に帰っていてくれえええぇ・・・・」

皆の姿が見えなくなった。


あ、ちょっと興奮してきたぞ?


「ちょっと待て、何処へ行くんだ?」


「ベッドがあればどこでも?」


「じゃあ待ってくれ。船を出す。」


俺は船を出し、ノエミを乗せる。


「あら?素敵な空間ね?此処なら気兼ねなくできるわね!」


うわ!野獣の目だ!肉食獣・・・・



・・・・

・・・

・・



「ふう・・・・すっきり♪」


「もう駄目・・・・」


朝まで休みなしでした。どれだけたまってたんだよ?すんごい欲求不満だったらしい。


「これからもお願いね。あ、あの2人はそのままでいいわ。もういらないから。それより、女神を解放してあげて。」


「もう勘弁してくれ・・・・干からびるう・・・・あ、女神はシビルに言わないといけないぞ?俺は何処に拘束してるか知らないんだからな。」


「あらそうなの?じゃあそこまで連れてって。その間にもう一回ぐらいできるでしょ?」


「マジかよ!あんた凄いな!」


こうして目的地の館につくまで、頑張った。


そして、流石にこのままでは・・・・なので、風呂に入ってから、シビルに会う事になった。

流石にね・・・・もうにおいも凄かったから。しかしこのノエミって女、今までいなかったタイプの女だな。


世津と同じぐらいの年齢に見えるが、技が凄すぎた。何の技かはノーコメントだが。

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