第450話 レシティアがやってきた

獣人3姉妹・・・・エミリー、ソフィー、ナタリーの3姉妹、それぞれ3人目の赤ちゃんが、お腹に宿っている。


どうやら俺と相性がいいらしく、すぐに妊娠してた。最初のお産の後、一月ほどでまた妊娠・・・・


「何で人と獣人が、こんなにも簡単に赤ん坊ができるんだ?何かしてんじゃねえか?」


とナタリーが詰め寄ってくるが、いや、何もしてないぞ?ナニしただけ・・・・


「まあ、ナタリーちゃん、そんな事気にしちゃあだめえ。」


「そうよ、士門さまは士門さまなんだから特別なんだよきっと。」


いいのかそれで?ソフィー、エミリー?


そして・・・・どうやらシビルから薬を融通してもらったのか、ミシェレとオデットが妊娠した・・・・


神獣が人と子を生せる事ができるのか?と突っ込みたくなるが、まあ色々突っ込んだからなあ・・・・


「王子さま・・・・妊娠したら、元の姿に戻れなくなりました・・・・」


「そうだよ士門さん。どうしよう?」


「いや、薬使ったの2人だろう?我慢しなさい。」


まあ暫く領地の拡大は必要ないからいいけど。


オデットの頑張りのおかげで港の街は大いに発展し、俺の知らない国と貿易もしているらしく、領地で恐らく一番の発展をしている。

なんだかんだで一番かまってあげられてなかったので、妊娠している今はものすごく甘えてくる。


それはミシェレも同じで、ミシェレの魔法のおかげで道や建物が素早くできた訳で。しかも用水路の導入も彼女の魔法無くしてできなかったわけで。


感謝をしてもしきれない。



あ・・・そうそう、何故か看護師の2人・・・・1人はバルトサールと結婚したが、2人は神獣と結ばれたんだよ。

え?と思ったけど、何故かルーロフがあれほど嫌がっていた人化をしており、またヨハンも滅多に空を飛ばず、常に夫婦で行動しているようだ。


それに、やはりシビルから薬を用立ててもらったらしく、2人・・・・バルトサールと結婚した看護師さんを含めると3人とも、妊娠中だ。


そして・・・・こうしている間に・・・・すっかり忘れていたレシティアがやってきた。


一応、クチタのギルドに配属、という形だが・・・・いいのか?王太子の娘が・・・・あ、跡取りの弟がいるからいいのか?


実際俺の館に入り浸っているわけで。


「我も、もう15歳じゃ!はよう婚姻関係を!既成事実を作るのじゃ!」


・・・・どこでどういう風に教えられたのですかお姫さま?


「何あほな事言ってるんだ?ギルドも忙しいんだろう?最近はダンジョンに向かう冒険者がこの街まであふれてるしな。」


「む・・・士門のいけず・・・・我の気持ちは知っておろう?すぐにでも結ばれたいのじゃ!何年待ったと思っておる?」


「4年だったか?」


「そうじゃ!何とか15までと思うて我慢しておったが・・・・もう我慢できんのじゃ!」


その後叔母であるイベッテに連れ去られ、相当絞られたとか・・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る