異世界に召喚されてから、5年が経った

あれから月日が流れ、とうとう俺達が異世界に召喚されてから5年が経った。

この間も領地の発展はすさまじく、大きな街が10以上になり、小さな町はもう把握しきれないほどになった。

店の方も、領地の主だった街に出店し、王都を中心にすさまじい売り上げが続いている。

そして、領地の人材だが、まあ主だった人達は農家の人で、この人達の頑張りが領地の食生活を支えてくれているとともに、ダンジョンに挑んでくれる冒険者のおかげもあって、領地の食糧事情は明るい。

なお、これだけたくさんの人が集まるので、子供も沢山領地にはいる訳で。

佐和を中心とした学校を建設中だ。

今は領地にて、佐和が講師をしながら、教師を育てている。

学校と生徒がいても、教える教師がいなかったり、質が悪ければ意味が無いからな。

俺はいま侯爵だが、バルトサールをはじめ、有能な人材を積極的に貴族にして、領地を、新たな街を任せている。

直轄地であるクチタだけは俺が直接見ているわけだが、この広い領地、もう他の街は到底管理できないわけで。

そして、この王国では、領地の管理は一部の例外を除いて貴族が受け持つ。

なので、子爵までは俺も勝手に？叙爵というのかな？任命？してもいいようで、国にはだれだれを子爵にしたよと後で報告すればいいらしい。

なので、それなりに貴族が増えた。

そして、店は・・・・職人を含めると・・・・針子から管理者まで一緒にだが・・・・多分1万人を超えている。

それだけの雇用を生んでいるわけだが、それでもまだ人が足りていない。

領地の人だけでももう100万人を超えているそうだ。そのうち小さな２歳以下の子供は10万人を超えているわけで・・・・え？２歳以下が10万人？5歳以下じゃないのか？

いかん・・・・きちんと戸籍を作らないと・・・・

何せ未だに領地へ住民が流入しているんだよ。

そして、安定した職と収入を得た人々が結婚し、どんどん子供が産まれている。

特にここ2年ほど出産ラッシュが続いていて、俺の店関連でも各街に保育施設があるぐらいだ。

そして・・・・個人的にだが、やはり子供が増えた。

佐和とイベッテに2人目が生まれ、現在進行形で世津、三津枝、ノエラ、ヒルダ、そしてロンダーヴが2人目を妊娠中。

ヴィヴィも昨年産んだ。

あ、そうそう、シビルも妊娠し、出産したんだが、人とエルフにはなかなか子がなさないって聞いてたんだけどな・・・・

そうしたら、

「あれだけ士門さんの妻に子が居たら、私も欲しくなったから、薬使っちゃった。」

って言われた・・・・

オークキングの睾丸らしい・・・・

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