第425話 色々建物も、人も増え

「な、なあ、話せばわかる、そうだろう?世津、三津枝?」


現在進行中で、両腕を世津と三津枝に引きずられ、館へ連行される俺。


無言とか、怖いんですけど?


・・・・

・・・

・・


館のプライベート空間には、満足げな世津と三津枝、そして干物が転がっていた・・・・


「私達も、子を授かりたいのですが、何故他の女性ばかり?」


「そうよそうよ。私達もすでに20超えてるから、遠慮しなくていいよ?」


・・・・すんません・・・・善処いたします・・・・しかも最初に出会った2人が後回しだからな・・・・


だけど・・・・何か最近減退気味なんだよ?

以前ほどその・・・・欲求が行かないというか?←単に正常に戻っただけ。


「折角だから、3人で風呂入ろうか?汗かいてるし?」


今更だけど3人で入浴しに行った。


さっき獣人3姉妹と入った気がしたが・・・・まあいいか?


「さっきも言いましたが・・・・そろそろお子が欲しいんです。駄目ですか?」


「そうだなあ・・・・そもそもの召喚が、女魔王?あれを討伐する事で・・・・世津が倒さないといけないんだろう?だけど、もし今現れて、世津が妊娠してたら・・・・」


「それ私関係ないよ?私も駄目?」


「その・・・・どうしても世津と三津枝は、歳が同じだし・・・・まだ20前後では・・・・色々したい事もあるだろうし、妊娠、出産しちゃうと、その後はずっと子供の世話に掛かりっきりになる訳で・・・・」


俺はしどろもどろ言い訳がましく、しゃべってると・・・


「この異世界で、そんなにやる事ないんですよ?好きな事とか・・・・もうどうでもいい感じなので、早く子を授かっておきたいです。佐和さんが、イベッテさんが羨ましい・・・・」


「うんうん、あの子達、かわいいよね、2歳って変な片言で、一生懸命喋ってるんだもの。」


・・・・そうだったのか・・・・


「じゃあ、オークキングの睾丸、使うか?」


「「それは駄目!」」


2人して拒否された・・・・


「まだ若いですし、自然に妊娠したいです。」


「私も同じく。これで10年授からないとかなら考えちゃうけど。」


・・・・こうして、世津と三津枝の妊活が本格化する事となった・・・・


え?羨ましいって?妻が多いと、それはそれでなかなか大変なんだよ?


・・・・

・・・

・・



改めて、領地を視察する。


館を中心に、街作りが行われ、商業施設、工業施設(鍛冶とか帆布、装飾関係とか)も充実してきたな。


まあ、俺の店が中心だけど、他の商人も積極的に店を出している。


宿とか、その商人の考えが反映されていて、なかなか面白いし、飲食関係なんかも多岐にわたって出されてる・・・・だが、あまりにも酷いのは駄目なので、一応登録制にしてある。


特に飲食関係は、万が一とんでもないのを出されると、人の命に係わるのでこの辺りはきっちりと管理をする。


はあ・・・・領地経営?も大変だなあ。

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