第426話 獣人の建物は、3姉妹に任せてる
この”クチタ”という街は、本当に獣人が多い。
単に頭に耳と、お尻にしっぽがある以外、人間と見分けが殆どつかない獣人から、もうほとんど獣?っていうぐらい違いのある獣人まで、千差万別。
俺にはどうしたら良いかサッパリなので、ここは獣人本人に建築を担ってもらおうと、3姉妹に任せている。
先程の盛り部屋・・・・もっとましな言い方ないのかよ?と思ったが、あんなの必要とか知らないしな。
それと・・・・発情を抑える薬、俺は知らなかったので、この辺りの調達も今後考えないといけない。
コストがいかほどかかるのか知らないが・・・・シビルに作ってもらうか?
そして・・・・獣人の住居、色々種族による違いもあるようで、猫系は、結局寝床は狭いほうがいいとか、モグラ系?よく分からないが、土の中がいい・・・・穴掘ってそこに住みたいとか、本当色々。
まあ、土地は十分あるから、好きにさせている。
後は、そう、この街には公衆浴場、温泉が充実している。全部に温泉が出る。
流石に各家庭にという訳には行かないので・・・・のちの管理が大変すぎて、これは残念ながら断念したが・・・・
まあ、誰でも手軽に入浴できるようにしているので、この街の建物の中に風呂はあまりない。
まあ俺の館にはあるんだけどさ。
それに、獣人は、毛が抜けたりとか多いので、一応そう言った意味で入浴施設は分けている。差別ではなく、単なる区別。
施設の作りを変えないといけないし、清掃の面でも違いがあるので、こっち側の都合。
それに、獣人もそういった意味で、嫌な思いをせず気楽に利用してもらいたいからな。
あと、街の中心に近い場所には、ギルドの建物を設置した。隣り合わせで冒険者ギルドと、商業ギルドがある。
あとはこの街には職業用のギルドもある。
まあここは、冒険者以外の働きたい人、働いている人向けのギルド。
職を求めてる人、職人を探している工房等が利用するのが主な目的。
後は、役場だな。
店関連は商業ギルドが仕切るのでいいけど、それ以外の住人関連、土地関連、あとは警備用の問い合わせとかができるようにしてある。
やはりギルドと綿密なかかわりがあるので、このような施設は皆固めておいてある。
そして、俺はよく分からないが、教会とかがいるらしいので、イベッテに任せ誘致してもらった。
それに日本じゃないから医師がまともにいないこの異世界。
治療は殆ど回復魔法で行ってるみたいだし、あまり必要が無いようだ。
だが・・・・治療があまり関係のない、出産とか、人が死んだ場合とか、そういった時に利用できるような場でもあるようなので・・・・うーん・・・・なんか俺が思っていた教会とはイメージが違うなあ。
あとは、読み書きを教える学校とか?
寺院がそれを担うらしい・・・・高等教育?魔法とか、騎士の養成とか・・・・そういったのはこの異世界にも学ぶ場があるようだけど・・・・この辺りも本格的なのがいいな。
は!全部しようと思うとコストと時間が凄い事に!コストはまあ・・・使えきれない金があるからいいけど、時間がね・・・・
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