第398話 ヴィヴィの暴走

パールメース帝国の皇族(女性)に恥じらいはないのだろうか・・・?


そう、ヴィヴィだ。


実際兄に何を言われたのか知らんが、未婚女性が、男の入浴中に一緒に入ってくるって、ありえないよな?しかもお付き合いしてるとか、そんなの無いんだよ?


ある日、俺がたまたま一人で風呂に入り始めたら、誰かが入ってきた。妻の誰かかなと思ったら・・・・


何と!何も隠さずに裸で堂々入ってくるヴィヴィだった。


俺は目を疑ったよ。


ここは俺のプライベートスペース・・・・俺というか、俺とその家族の。


なので、此処は俺と家族以外は使わないんだよ。


考えてみてほしい。妻子のいる家庭の家に、付き合ってもいない、あ、念のため、不倫じゃないよ?女性が、奥さん差し置いて、勝手に夫の入浴中に入ってくるんだよ?家に入れた覚えもないのに、だ。


俺は招いてないし、どうやって入ってきた?


「ちょっと何勝手に風呂入ってるのよ?あにさまには、口田殿を見てやってほしいと言われてるのよ?まさか風呂に服着て入る訳には行かないでしょ?」


いやまあ、風呂には裸か、場合によって水着だけどな・・・・ここ俺の家。

何でヴィヴィが此処に居るんだよ!


しかし・・・・俺も男だ、つい見てしまう。


・・・・一言で言えば・・・・素晴らしい!


だが・・・・妻達にばれたらどう言い訳したらいいんだ?


そして暴走はこれで終らない・・・・


夜になり・・・・


これから夫婦大人の時間・・・・


妻の誰かと合体中に、事件は起こった。


ヴィヴィがやってきたのだ。


・・・・やはり、どうやって入ってきた!と思うのだが、色々おかしい。


百歩譲って、ヴィヴィが招かれた客としよう。

しかし、妻と愛し合ってる最中に、普通部屋に入ってくるか?


「おい!どうやって入ってきた!しかも今最中だ!即出てけ!」



「信じられない・・・・ま、見られて減る物じゃないけど。同じ権力者の娘としては、どうかと思うけれど。」


今日のお相手はイベッテさんでした。


「お構いなく。よく父やあにさまが母や恋人とまぐわってるのは見てたから。父からは、いずれ夫と性交渉するのだからよく見ておけと言われてたわ。」


・・・・色々おかしいだろう?


「母からもマグロはいけないのよ?ちゃんと殿方を満足させなさい。私達との行為や、アウグスティンが女性を悦ばすのをきちんと見ておきなさい、って言われていて、何度も見たわ。そして、処女は女の最大の武器だから、ここぞという時まで大事にしときなさい!ってね。しかも処女だからと男を満足させられないなんて、女の恥だから、今のうちにしっかり頭に叩き込んでおくのよ!とも言われたわ。もういつでもいいのよ?」


・・・・色々突っ込みどころ満載だが・・・・大丈夫か?パールメース帝国の皇族って。


「あ、念のため、私のスキル、あれから使い勝手が良くなったのよね。もうあんたの居る所は、いつでも自由に行き来できるから!嬉しいでしょ?」


・・・・何それ怖い。まあ、迫ってくるのが美女だからいいけど。


そして・・・・イベッテの視線が痛い。

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