第397話 どうしてこうなった?

「言ってる意味が分からないのだが?」


何で帰らないんだ?


そう思っていると・・・・


「我々は皆口田様に助けられました。口田様が居なければ、今も帝国の奴隷のままだったでしょう。」


・・・・それに関しては否定できないな・・・・


「で、何が言いたい?」


「パールメース帝国の侵略を受けた7つの公国は、あまりにも小さい。侵略を受けた唯一の王国、ボースマ王国も然り。今後帝国の侵略を食い止めるには、8つの国はあまりにも弱すぎます。」


「仕方ないんじゃないか?人口の差は歴然としてるからな・・・・」


恐らく大小8か国の人口より、帝国の方が圧倒的に人口が多い・・・・らしい。


「そこで我々は・・・・今までも友好条約は結んでいましたが、もっと踏み込んだ結束が必要な時が・・・・いよいよ来たと判断いたしました。」


うん?何が言いたいんだ?俺関係あるのか?


「それで?」


「8か国は今後、先ずは国家連合を目指します。その後は・・・・恐らく連邦となるでしょう・・・・。」


「そうか、一つになってデカい国に対抗するのか。だが・・・・それを国民が納得するのか?」


「それは大丈夫です。」


ダミアンが代表して喋っているようだ。


「何か手を打ってたのか?」


「はい!切り札があり、国民は皆納得しておりますよ。」


「そうなのか?まあ皆が納得してるならいいが・・・・」


俺がそう言うと、ナビが割り込んできた。


【意外とチョロいんですね。】


は?何がチョロいんだ?


よく分からないまま、話は終わった・・・・


そして翌日、8か国による国家連合の発足が発表された。


国家元首・・・・連合の場合、なんていうのだろうか?が未発表のままだったけど、誰がなるんだ?ここは一番大きな国のダミアンが妥当か?


そして、俺はもう一つの問題を抱えていた。


ヴィヴィだ。


あれからヴィヴィは俺に終始ずっと付きまとっている。

寝ようとすると、一緒に寝床に入ってこようとするくらいだ。流石に妻’Sが排除していたが。


「なあ、何で俺にまとわりついてるんだ?」


俺は聞いてみた。


最近の彼女はかなり回復し、顔は・・・・恐らくパールメース帝国でも評判だったんだろうな、今は認識阻害のアイテムをせず、ありのままの姿なのだが・・・・これがもう美人で・・・・美人に付きまとってもらうのは悪い気がしないんだけど。


そして、やっとほぼ元のスタイルになったらしいが、脚が長いよ?ウェストもめっちゃくびれてる。


前から見ても、後ろから見てもパーフェクトボデー(その言い方おじさん臭い?)じゃないですか?


胸は・・・・もっとあったらしいが、まだ元に戻ってないらしい。俺は今のがいいけど。


は!脱線した・・・・


「あにさまに言われてるのよ。口田殿をよろしく頼むと。だから、あんたの傍から離れられないのよ!わかった?」


いや、そこまでせんでも・・・・

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