第396話 他の4公国の解放

パールメース帝国に支配され、生き残った人々が奴隷にされていた4か国は・・・・

現在急ピッチで復旧している。


あ、ちなみに残りの4つの公国は・・・・本当に小さいようで、俺が関わらない間に・・・・というか知らない間に

全てパールメース帝国から解放されていた。

正直名前は・・・・知らん。


何とか国外へ脱出していた民が、国が解放されたと聞いて、戻ってきたのだ。


そして・・・・俺の領地へ避難していた人々は・・・・戻っていない・・・・何で?


何で居座ってるのよ?俺、あんたたちの国解放したよね?


ちゃんと国へ戻ってもらえるよう、馬車も用意してるんだけどな・・・・


しかも、おっさん・・・・バルトサールがまだ居座ってる。


お前のせいかよ!


早く国へ帰れ!


そう思ったのだが・・・・


「息子が頑張ってくれておりましてな、折角独り立ちできたのですから、もう私がどうこうする時ではないのですよ。」


「だからと言って何でここに居続けてるんだよ?」


「それに関しては、色々と・・・・」


おい、何でそこで目を逸らす?


そう思っていると・・・・何故か目の前にはボースマ王国の王族の生き残り、ダミアンがいた。


「何であんたまで居るんだよ?色々おかしいだろう?」


「何を仰る口田様。それに今、バルトサール殿と今後の事を話し合っていたのですよ。」


・・・何考えてるんだ・・・・?


そして2人で何処かへ去っていった・・・・


あれ?よく見ると・・・・シウテニア公国と、アルムデナ公国の奴もいるぞ?


あとは・・・・俺の知らない人も数人・・・・もしかして小さな公国?


一体何をしてるんだか・・・・



【あの方々は各国の代表ですね。今後の事を考え、連合国を考えているようです。具体的には国家連合、連邦です。】


ナビ子さん教えてくれてありがとう。でも君がわざわざ教えてくれるって事は・・・・考えない様にしよう。



・・・・公国は勢力が小さいからなあ・・・・大きな国になったほうがいいという流れか?


まあ、バルトサール殿もいるし、ダミアンがいるからな・・・・


まとめ役には事欠かなさそうだ。


俺はそう思っていたのだが・・・・


数日後、俺はこの集まりに何故か参加する事に。


今回は、イベッテに付いてきてもらった。


こちらの事情に明るい彼女なら、色々助言してくれそうだし。


・・・・

・・・

・・


「おお!口田様、忙しいところ恐縮です。」


「別にいいけど、何だ?そろそろ国へ戻る目途が付いたのか?」


俺がそう聞くと・・・・


「いえ、国へは戻りません。」


え?戻らない?ずっといるの?

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