第346話 獣人を抱くと、穢れる?
「どういう事だ?俺には理解できんが・・・・?」
「簡単な事ですよ?旦那さまは・・・・私達の耳と尻尾をその・・・・知らずに触ったようですが・・・・流石に抱くなんてできないでしょ?」
は?何言ってるんだ?
「姉貴!そんな無茶言っちゃあいけないぜ!旦那困ってるじゃないか?」
「そうですよお間違っても私達を抱きしめるとかあ、無理無理ですよお?」
「あのさ・・・・獣人を抱きしめると、何かいけない事でもあるのか?」
ひょっとして奇形が産まれるとかそういうのか?それはまずいな?
「そんなの・・・・言わないといけませんか?分かってるでしょう?穢れるんですよ、け・が・れ・だから・・・・私達を抱きしめて・・・さらに言えば、セックスなんて誰もしたがりませんよ?」
何言ってるんだ?こんな美人・・・・と言うか見た目美少女っぽい?スタイルもいいのに、抱こうと思わないとか?頭湧いてんのか異世界人は?
俺は3人を見る。
「えっと・・・・抱きしめてもいいのか?」
「はあ?そりゃあ抱きしめてくれりゃあ嬉しいが、こんな俺達を抱きしめるなんざ、そこのエルフのメスか、ドワーフのメスか、そんなんだけだぜ?野郎はぜってー抱いてくれなくってさ、俺らは工房に所属してるうちは一生処女だぜ!ったっく俺達にも性欲はあるっつーのに。」
・・・・今抱きしめたらどんな反応するんだろう?そう思ってると・・・・ふいに背後から気配が。
「士門さん?私達がいるのに、今この3人を抱きしめようと思いましたね?」
ひい・・・・世津さんごめんなさい・・・・今度可愛がりますう・・・・
「ソンナコトハナイヨ?」
声が裏返りました・・・・
「でも・・・・あのモフモフ・・・・いいですよね・・・・」
何やらおかしな目つきで3人を見る世津。ちょっと君?君はノーマルだよね?
「仕方ありません・・・・士門さん、3人を抱きしめてあげて下さい。抱きしめるだけですよ?エッチは駄目。そうしたら、今度は私があの毛並みを・・・・」
そう言う世津の背後に三津枝もいる。触りたそうだ。
俺は・・・・まずエミリーに近づき、
「エミリーおいで、そう、いい娘だ。」
俺はそっと抱きしめる。
「ふにゃ?って・・・・何してるんですか!穢れますよ?今すぐ放して下さい!」
そう言いながら抱き返してくる。あ・・・・あたたかい・・・・
「だ・・・・旦那?正気か?」
「穢れるう旦那さんが穢れるう・・・・」
・・・・俺はエミリーを放し、ソフィーを抱きしめる。おふう・・・・彼女もあたたかい・・・・
「あれえ・・・・そんなあ・・・・」
彼女も力強く抱き返してくる。
俺はそっと放し、ナタリーも抱く。
「わあ!信じらんねえ!俺達を抱くとか・・・・狂ったのか旦那?」
必死になって抱き返してくるナタリー・・・・・どれだけ飢えてるんだ?
俺はそっと放す。
気が付くとエミリーとソフィーは既に世津と三津枝にターゲットにされていて、捕獲されていた・・・・
更にいつの間にかいたシビルが、早速ナタリーをゲットしていた・・・・何だあの速さは。
・・・・
・・・
・・
・
あ、聞きたい事があったんだが、聞きそびれた・・・・
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