第334話 温泉が好評です

俺の領地、先ずは3つ街を作る事となったのだが・・・・


その前に、ティンドールと王都の、それぞれクランの拠点と、現在の俺達の拠点、あそこも温泉が湧いてるわけで・・・・


これを利用し、金を払って入浴する施設を大々的に・・・・今ある設備をさらに拡大して、リニューアルしたらしいんだが・・・


王都はヒルダたちが率先してやっていて、ティンドールの方は、御国台の生徒が数人でサービスを提供したらしいが・・・・


どうやら、自分達が利用してもなお相当湧くらしく、これを利用しない手はない!となって、どうするかというので、温泉施設を作ったようだ。


隣接して宿泊施設も用意してるみたいだが・・・・


これがどうやら大当たりしたようだ。


そもそも風呂に入る習慣がほとんどない庶民。まずここがターゲットになったようで、そんなに高くない金額で入浴できるとあって、それでも週一がやっとらしいが・・・・働く庶民の楽しみらしい。


そして、それを聞いた金持ちや貴族が利用したいと問い合わせが来るようになり、金持ち用に別の温泉施設を作るほどの人気ぶり。


間に合わないので、最初は時間をずらして入ってもらい、完成後は別料金を払って入ってもらう事になった。


ティンドールの温泉は・・・・最近は週3日ほど、ティンドールの領主が朝一に入浴しに来るらしい。


しかも・・・・何故か大風呂で・・・・従業員の目撃情報なのだが・・・・泳いだりしているようだ。


おい・・・・いい歳したじいさんが何やってんだか・・・・


王都でも、朝一は王族が入浴しに来ることが多くなったらしい。


王様ご一行や、王子さまご一行もたまに見かけるとか。


城に温泉掘ればいいじゃないかと思ったんだが、いくら掘っても湧かなかったらしい・・・・


・・・・ごめんそれ俺の運のせいだわ。


・・・・

・・・

・・


俺は新領地の開発に疲れ、気分転換と思い、王都の温泉に入りに来たんだが・・・・そうそう、家にも温泉湧くんだよ・・・そもそも家に温泉導入するために掘った訳だからな・・・・


大浴場は人でごった返してたから、貸し切りをひとりで利用していたんだけど。


そして、湯船でつい気持ちよくて、うとうとしてたらしい・・・・


そしてふと、人の気配がするので、何だ?と思い目を開けると、、隣には・・・・何故かレシティアがいた。

勿論裸で。


ボケた頭でボーっと見ていると・・・・そう言えば彼女今12歳だっけ?12歳ならそこそこ胸も膨らんでくる頃だよなあとか思いながら、レシティアの顔と胸を見てしまう。


「なんじゃ!やっと起きたのかえ?あんまり遅いゆえ風呂を共にさせてもろうたぞ。」


「はああ・・・・はあ?あ!レシティア何やってるんだ!ここは貸し切りだぞ!」


「知っておる。だから何じゃ?後3年もすれば結ばれるのじゃ。よいではないか?」


・・・・ませがきが・・・・あ、いかん、12歳とは言え女の子、それもちょっと女性らしい・・・・ほっそりしていても丸みを帯びてきている体つき、一寸反応してしまいそうじゃないか。まずいまずいぞ!俺は成人女性が好みなんだ!ロリはノーサンキューだ!


え?30過ぎの男が女子高生に手を出してる時点で問題?


ここは異世界だからいいんだよ?


「何じゃつまらん、手を出さんのかえ?」


そう言いつつレシティアは俺に密着して・・・・

ちょ!何処触ってるんだ!駄目だ!嫁入り前の娘さんがする事ではありませんよ!


俺は理性を総動員して風呂を出た・・・・

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