第319話 ダンジョン周りの開発

全100層からなるダンジョン。


このダンジョン内は特別な何かのエネルギーがあるようで、そのエネルギーを消費しながらアイテムや魔物が発生してると言う。


普通のダンジョンは、人を集めるのに確かに素材やアイテムが手に入るが、真の目的は、ダンジョンの奥深くに冒険者を誘い出し、運悪く?ダンジョン内で消息を絶ってしまった場合・・・・ダンジョンのエネルギーとなってしまう・・・・らしい。


色々意見があるようだが、これが有力な意見らしい。


だが・・・このダンジョンは違う。


素材を持っていってほしいのだ。


ダンジョンの管理者・・・・ホムンクルスのクシーさん243型って言ってたが・・・・ホムンクシーさんでいいよね?


ロシア人の名前っぽくなったけど?


ダンジョンの奥深くにある膨大な負のエネルギーを、ダンジョンのドロップアイテムや素材に変換し、生成しているらしいが・・・・エネルギーがどんどん溢れてくるので、必要以上にアイテムを生成する必要があるらしい。


なので、できうる限り持っていってほしいらしいのだが・・・・


数百年前から、ダンジョン付近に神獣が住み着くようになってからは、ダンジョンに入る冒険者はおろか、魔物も皆無になり、実の所処分に困っていたそうな。



このダンジョン・・・・倉庫?があるらしく、そこには素材がわんさか収納してあるらしい。


今後はそれを少しずつ放出していくのだとか。


これは・・・・冒険者にとってもいい話で、下層に行けば行くほど良いアイテムを獲得しやすいが、同時に魔物の強さが強くなる。


なので、冒険者は自身の強さに見合った階層で探索が出来る。


何せ最初の層は魔物がいないからだ。


そういう訳で、急ピッチでダンジョン周辺の整備を行っている所なのだ。


周辺に宿や素材の買取所を設け、飲食店等も設置。


気が付けば大きな街に発展しそうな雰囲気が。


何処のダンジョンも、このようにして周りが街になり、発展していくのだとか。


ダンジョンには人を集める魅力があるようだ。


そして、オデットだが・・・・もう既に海周辺は落ち着き、港も完成しているらしい。


仕事が早いな。


そしてダンジョン周辺は、建物が建ちやすいよう、木を伐採し、整地、道を作り、用水路を作り、下地を作る。


材木はそのまま建物を作る木材になる。


一部では自然を破壊したくない・・・・と言う意見もあったようだが、数百年前は、この周辺、それなりの規模の街だったらしい。

なので、自然どうのこうのは・・・・ちょっと目を瞑ってもらった。

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