第303話 魔物のレベルは・・・・
ジャネラルが8、キングが9・・・・と思う。
だが、個体差があり、また種族によっても補正が入るので、同じジェネラルでも、強い個体の場合、レベルが8ではなく、9相当になってしまう。
今回王様たちが苦戦したのは・・・70階層付近からだ。
50階からのジェネラルは、当初レベル8・・・・これが階層が上がるごとに、種としての魔物が強くなっていく。
70を超えると、レベルは8なのだが、実質的に9だったようで、このせいで王様たちが手こずった。
なので・・・76階層以降は・・・・最初はレベル9だろうけど、100層近くまで行けば、間違いなくレベル10だ。
この1つのレベル差は大きい。
装備で何とか出来ればいいが・・・・
・・・・
・・・
・・
・
84層を突破した俺達だが、既に王様たちは限界が来ている。
だけど引こうとしない・・・・
今から85層のボスだ・・・・
確かトロールなんだよな・・・・
力だけは突出していた訳だが・・・・
これが今回はキング・・・・
しかも集団戦。
えっと・・・・17体?17体も出るのか?
こちらは12人。
希望パーティは
俺・世津・三津枝・シビル・ミシェレ・ビクトル
王様たちは・・・・
3バカ3人奥さん3人・・・・
きついな・・・・
俺がある程度一気に片づけるか?
投石・・・・
少なくとも1対1に持ち込まないと勝機は無いな。
「私、元の姿になろうか?」
え?ミシェレがベヒモスになるって?
「大丈夫か、ミシェレが元に戻ると、相当でかいだろう?」
ダンジョン大丈夫なのか?
「大丈夫、大丈夫!・・・・たぶんね?」
「いざとなったら頼むよ?」
まあ・・・・どうにかなるか?
俺は皆の準備が整ったのを確認し、ボス部屋を開ける。
そして・・・・沢山のトロールがいる・・・・
俺はどうするか悩んだが、一気に片を付けるべく、前もって拾っておいた石を投げまくる。
狙いを定めなくてもスキルの所為か全弾命中。
20発投げた訳だが・・・・
10体ほどが倒れ、5体はフラフラ。
残り5体が怪我も無く向かってくる。
3バカは1体を受け持ち、奥さん方も1体を。
世津と三津枝が1体。
ミシェレが2体を・・・
残った負傷しているのを俺が。
シビルはビクトル君の護衛だ。
・・・・俺は素早く剣で切り付けていく。
俺が5体を仕留めている間に、皆トロールを仕留めたようだ。
だが・・・・王様たちは可也攻撃を食らったようだ。
ヒヒイロカネの防具が所々へこんでいる。
そして、すっかり息が上がってしまっている。
さっさとドロップアイテムを回収し、家に入る。
王様たちは何も言わない。
言う気力が既にないのだ。
力尽きた・・・・・そんな印象だ。
まあ、それでもまだ先に行くというのだろうから、此処でじっくり休んで、再出発だな・・・・
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