第300話 さらに進んで51層

この後何事も無く攻略をし、50層を終えた。


結局種類が違うが、26層以降は、1層からのバージョンアップ?だった。


このままいけば51層からはかなり危険な気がする・・・・


俺の予感が的中したのか、肉をゲットする52層ですでに違和感があった。


やたら強いのだ・・・・牛さんとかもう凄い。

3バカが少し?手こずるぐらいだから・・・・



そしてさらに54層、俺の危惧していたことが起こる。


ゴブリンが現れたのだが・・・・ゴブリンジェネラルだったからだ・・・・


3バカは1人一体ずつ相手にしているようだが、2体同時は厳しい感じだ。


本人たちは認めないが、3バカが固まって6体を相手している時は、本気で危なかった。


初めて3人が負傷をしたからだ。

少し切り傷が出来た程度だが・・・・


「おお!少しは歯ごたえが出てきたではないか!こうでなくてはな!がははは!」


・・・・駄目だこいつら、危機感がまるでない。しかも自分の立場を分かっていない・・・・

この3人に何かあれば俺はどうなるんだ?


55層のボスは・・・・サイクロプスジェネラルが10体とか・・・・


この流れで行くと、76層以降はキングじゃないか?


今ここには希望メンバーの


世津

三津枝

シビル

ビクトル君

ミシェレ


3バカ3人

奥さん3人


12人なので、まだ10体は相手できるが・・・・


ビクトル君はまだレベルが怪しいから、数に入れないほうがいいな・・・・


サイクロプスジェネラルを全て討伐し終わり、例によって家に来たわけだが・・・・


俺は本気で戻るように勧める。


だが王様たちは頑として進むと言って言う事を聞かない。


どうしてかと思えば・・・・


「はっきり言おう!恐らく我々の最後のダンジョン攻略になるからだ!まだまだいけるのに、諦めるのは早すぎると言うものだ!・・・・・・頼む!もう少しやらせてくれ!わしらはもう70になる。これを逃せばもう冒険はできぬ!」


・・・・3バカたちの目が真剣だった。

恐らく全盛期の時はもっと凄かったのだろう。

それが70を目前に、体力の衰え、身体の動きの変化等々、限界を感じているのだろうが・・・・


まあ、最後のわがままになるんだろうが、出来るだけのサポートはしよう・・・・本当に無理と思えば、無理やり引き返すだけだからな・・・・


俺が念を押すと、うんうん頷く3人。


奥さん方を見ると、何も言わない。

うー責任を感じるんだが・・・・


だが、ここで王妃様が一言、


「万が一死んでも、息子がいますからね。しかも男の子の孫も誕生した事ですし、国王が死んでも気にする必要はありませんから。」


・・・・ちょっと王妃様?死亡フラグ立てるののやめてくれない?

誰も死なすつもりはないよ俺?


キングまでなら何とかなるからさ・・・・


だが、キング以上が出現したら?キング以上って何か知らないけど・・・・


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る