第285話 続・素材の宝庫

俺は試しに、その辺に落ちている石を拾い、デカい牛さん目掛けて投げる。


見事頭に命中。その場に倒れる牛さん・・・・


俺達は倒れた牛さんに近づくが、何故か地面に沈んで消えてしまった。


そして、残されたのは・・・・皮?と肉?だ。


何だこれ?どんな仕組み?


豚さんにも同じように石を投げると、やはりしばらくして消える。


で、残ったのは・・・・やはり皮と肉。


あ、鳥・・・・鶏のデカい奴・・・・これを仕留めると、肉と・・・卵?何で卵?



遭遇した獣・・・・家畜?をすべて仕留め、同じ素材・・・・と言うべきなのかがドロップする。


原理が分からない・・・・


普通に外で生息している奴らとは何が違うんだ?


そして、同じように進むと、またしても階段がある。


また降りると、同じような仕組みになっているようで、行き止まりになった。壁をスライドさせると、やはり奥がある。


進むと・・・・今度は、小高い岩山がいくつかある。


妙にキラキラしていたりするのもあるが・・・・


この流れはひょっとして?


ここでビクトル君が俺に声をかけてくる。


「侯爵さま、あそこに見える岩肌なのですが、何か鉱脈ではないかと、感じるのですが・・・・」


流石は山師だ。俺なら何だあの岩山は?で終わる所だが・・・・


俺達はビクトル君が指摘した岩山へ向かい、様子を見るが・・・うーん、やはりただの岩にしか見えんなあ・・・・


ビクトル君がじっくり見ているが・・・・


「これは・・・・少量ですが、良質な鉄鋼です。」


まあ・・・・ここがかなりの階層のダンジョンなら・・・・低階層になるから、こんなものだろう・・・・


俺はつるはしを取り出し、岩に向かって打ち付ける。


どんどん砕ける岩。


砕けた岩を持ってみると・・・・重いな・・・・確かに鉄だ。見た目岩なのにな・・・・


ある程度鉄鋼を回収し、前に進む。


次の階層は・・・・

ゴブリンがいた。


ここは魔物の階層?


弱いゴブリン、倒してもなあ・・・・


あ、ビクトル君のレベル上げにちょうどいいか?


・・・・

・・・

・・



アッと言う間にゴブリンを始末する。


魔石だけ手に入る。


まあ、ゴブリンだし?


で・・・・ちょっとおさらいを。


最初の階層では、果物。2階層?では肉が。

3階層?で鉄鋼が。4階層では・・・魔物の・・・ゴブリン・・・が。


次は何だろう?


そう思って進むが・・・・様子が違う。


慎重に進むと・・・・いつもなら、スライドの壁がある場所に、両開き?のドアが現れた。


・・・・何故違う?


もしかして、何か特別な何かがあったりするのか?

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