領地の開発

第270話 領地の開発が始まる

先ずは大雑把に、道が必要。

なるべく太い道がいい。


幸い、領地の土地は、草原が多くを占め、森は、実際そんなになかった。

そして、森は、道を切り開くところだけ木を切り、なるべく残しておきたいので、無駄に切らない様にとの方針を示した。


木を切るのはヨハンが請け負ったので、よく言い聞かせる。



【わかっておるわ!ちゃんと道とその周辺だけにしておく。】


さて・・・・この異世界で、道を一から作るのに、どれだけかかる事やら。


数年で終るのだろうか?

日本では、高速道路一つ開通するのにも、結構な時間が掛かってたからなあ。

まあ、気長に行こう。


幸いというか、土地買収に時間かからない、橋は基本必要ないからなあ、今回は。

なので、やる事は、障害物・・・・主に木・・・・を撤去、地面を均し、踏み固める・・・・道的にはこれだけで終わる。

まあ、ちゃんと方向があってるか、調べながらになるだろうけど。


これに関しては、ヨハンが空飛ぶジズなので、一度風魔法を使えば、その都度自ら飛んで確認するんだとか。


・・・・

・・・

・・



折角魔力が満タンだからと、いきなり道を作り始める事になった。


街道を進み、丁度中間地点らしき場所へやってくる。


周辺を見ても、街を創るのに、特に障害が無さそうなので、此処からスタート。


早速ヨハンが、風魔法で木を切っていく事になったのだが、効率よく行くようにと、少し特殊な魔法を使うらしい。


【ただ切るだけなら問題なかろうが、無駄打ちすれば、時間がかかってしょうがないからな。ちょっと待ってくれ。我に考えがある。】


基本は風魔法で切るらしいが、普通は大量の木を切る事を考えていないので、この魔法では、効率が悪いので、一度魔法を唱えれば、長時間魔法の効果が残り、より大量の木を切っていけるようにと。


エアーカッター?とかいう魔法に、チェーンソーみたいに、刃物が回転するイメージ?で放つのだとか。

試しに一度、魔法を放ったヨハンだが、驚くべき効果があった。


風魔法で木を切っていくのだが、空気が回転?している感じで、どんどん木が切れていく。しかも、範囲が広い。

5メートル四方ぐらいの効果があるようで、一度で何本もの木が倒れていく。


しかも、魔法の刃?はドンドン進んで行き、なんと一度の魔法で、100mほど進んで行った。


凄い・・・・


最終的には、10mほど幅が欲しい所なので、さらに隣にもう一発。

そして、収納カバンで、どんどん木を仕舞っていく。

この作業に関しては、国から人を借りているので、カバンを渡し、任せる事にした。


で・・・・次はミシェレの番。


先ずは、土地の土をほじくり返し、余計な木の根っこをほじくり返し・・・・砕き・・・・砕ききれなかった根っこや岩等があれば、収納カバンに放り込み、この後に魔法で地面を均し、強化するらしい。

さて・・・・どんな諷になるのやら?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る