第267話 領地を視察した報告

 俺は王都の拠点に戻ってきた。

 取り敢えず、何故俺の領地はあの場所になったのか、そして、領地としてはどうなのか・・・


 結果としては、神獣がいるせいで他の魔物が寄りつけず、王国も手が出せなかった土地。

 立地自体はいいので、色々突っ込みどころはあるのだが・・・・


 結局俺が神獣と戦い勝利を収め、テイムし配下にする事で、神獣による障害が無くなり、今後開発が出来るようになったはず。


 また、港に適した場所も・・・・今後は開発でき、荒れた海は・・・・たぶんそのうち穏やかになるだろう・・・・


 という訳で、結果としては良い事尽くしだった訳だが・・・・


 神獣が3体、付いてきてしまった・・・・


 もう1体・・・あいつら群れになってるから、1体じゃなく1隊というべきか?は、領内を走り回るらしいが・・・・言う事を聞く感じなので、事実上脅威は去った訳だ・・・・


 だが・・・・俺の脅威は依然去っておらず・・・・


「また増えたのですか?」


 あきれ顔の世津。

 すまん、そうなんだ・・・・


「こうならないよう何時もは誰か傍に居たんだけど?」


 三津枝もジト目で見てくる。

 俺は監視されていたのか?この方面は信用が無いよ・・・・な?事実だから仕方ないけど・・・・


「私のお胸のアドバンテージが・・・・本当は胸の大きな女性が良かったのかしら・・・・?」


 自分の胸を見ながら悲しそうな顔をする佐和。

 いや、俺はどちらかと言えば、小さめが・・・でも形は重要。そして・・・・佐和のが一番の美乳なんだよな・・・・って何言ってるんだ?


「今後どうするのですか?まだまだ増える?まさかの精霊まで手を出して、さらに人外まで誑し込むとは・・・・」


 イベッテも呆れているようだが・・・・ごめんロンダーヴは仕方なかったんやあ許して・・・・人外は・・・・マダテヲダシテナイヨ?


「手を出すのは時間の問題ですかそうですか・・・・」


 シビルも遠い目で俺を見てくる。


 くっ!手を出さないと反論できない俺がいる・・・・


【みんなごめんね!ボクのターンが来ちゃったから、思わず襲っちゃった♪】


 ロンダーヴは顕在化してあっけらかんと言い放つ。


 それフォローになってないからな?


「元ベヒモスのミシェレです。お世話になります・・・・」


 ミシェレが挨拶をする。

 お世話になるのかよ!


「私は元リヴァイアサンのオデットだよ!よろしくね!」


 軽い口調で挨拶してる。

 ちゃんと考えてるのか?そして、皆の視線がその胸に向かっている・・・・


「我は元ジズ、ヨハンだ。しかしなんだここは、女だらけではないか!先程までは男ばかりだった故何も思わなかったのだが、どういう事なのだ?」


 つまりそういう事なんだよ・・・・


 ノエラとヒルダは店に居てここにはいないので、いたらもっと突っ込まれてる?


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