第255話 遂にボクのターンが来たよ!

「師匠!俺達にも肉下さい!」


 黒い奴のメンバーがそう言って、俺の所に来る。


「おい・・・・手伝いもせず、食べようなんて虫が良すぎないか?」


 俺はギロッと睨み、無慈悲に言い放つ。


「片付け!片付けしますから!お願いします!」


 本当に片付けられるのか?

 俺は暫く考えた後・・・・


「まあいい、お前等自分の分は自分で焼けよ。肉と野菜は特別に出しておく。俺は少し休む。ちゃんと片付けしとけよ?」


 俺はそう言って部屋?に入り、収納カバンからベッドを出し寝転ぶ。

 そして・・・・何か一瞬違和感?を覚えたが、そのまま深い眠りについてしまった・・・・


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


【ふふふ・・・・ついにこの日が来た!ずっとますたーが1人になるの待っていたんだよ?】

 ロンダーヴは俺が寝ている場所に姿を現す。


 そして・・・・何か唱える。


 すると・・・・窓から見える景色は一変し、亜空間へと繋がる。

 正確には亜空間ではなく、精霊の住む領域なのだが・・・・


【ますたー、邪魔が入らないようにしたよ?そろそろ起きて?】


 ロンダーヴが俺をゆする。

 なんだ・・・・?ロンダーヴか。何かあったのかな?


「あ、ロンダーヴ、俺寝ていたんだな。何かあった?」


【あ、うん、今からナニがあるんだけど、いいよね?】


 俺はまだ頭がボーっとしていて、ロンダーヴが何を言っているか分からなかったが、


「よく分からんが、ロンダーヴの好きにしたらいい。」


 彼女の事だ、悪いようにはしないだろう。


 そう言えば外の景色が見えないな?もしかして夜になった?


「あれ?随分寝てたのか、俺?」


 ロンダーヴに聞くと、


【ううん、そんなに寝てないよ?ちょっと邪魔が入らないように、精霊の居る空間に繋げただけだから。大丈夫だよ、事が終わればすぐに戻すからね。】


「そうか・・・・まあ、よく分からないけど、ロンダーヴがしたい事って何だ?それが終われば元に戻るんだな?今からするのか?」


 俺はロンダーヴが何をするのか分からないけど、聞いてみた。


【うん、ますたーの許可も得られたし、早速ナニをしちゃいましょ!ボク初めてだから・・・・優しくしてね♪】


 うん?何が初めてなんだ?

 そして・・・・何故裸になる?おい・・・・何で俺を脱がすんだ?


 気が付けば裸になっていた。


 ロンダーヴが俺の上に乗っかり、目が怪しく輝きだす。


【ますたーボクを女性にしてね♪いつまでも女の子って嫌だからね?それと、ますたーがお肉と一緒に飲んでた飲み物の中に、性欲が強くなる薬を入れたから。我慢しなくていいんだよ?】


 ・・・・は?どういう事だ?


 あ、一寸、それはまずいって・・・・


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


 事が終わって、満足そうに俺の横で寝ているロンダーヴ。

 まさか・・・・ロンダーヴが俺をそんな風に見てたなんて知らなかった・・・・


 今まで妻達との行為の後、色々片付けとかさせちゃってたのって、かなり辛かったのじゃあないのだろうか?


 ロンダーヴに悪い事しちゃったなあ・・・・


 だけど・・・・ロンダーヴって、性欲強かったのな。

 5度も・・・・干からびそう。

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