第253話 あの商人、奴隷商だった・・・・

俺は、あの商人?が触れてきた時に、思わずステータスを見て、こいつ奴隷商のスキル持ってやがる・・・と思ってしまったのだが、どうやらその時に、そのスキルを奪っていたらしい。


自分のスキルに、”奴隷商”があったからだ。


マジっすか・・・・


要らないんだが、どうすれば?


結局奴は、裏で違法な奴隷商を営んでいたようで、騎士団が早速店を調べているようだ。


はあ・・・・


・・・・

・・・

・・



余計な騒動に巻き込まれ、領地に関する出鼻をくじかれた形になってから、2週間ほど経過した。


そろそろ・・・・陸路で領地(予定)を見に行くか・・・・


道なき場所を踏破しないといけない?ので、危険が伴う。


1人で行くべきか?そう思っていると・・・・


久しぶりに、本白水率いる”黒い奴”がやってきて、


本白水が、

「師匠!最近登場機会が・・・・じゃあなく!ダンジョン以外も見たいので、お供します!」


と言ってきた。


うん・・・・確かに殆ど最近登場してなかったね?


そうだな・・・・女性陣に何かあっても困るし、店が今は彼女達がいないと困るからなあ。


たまには野郎共だけで行ってみるか?


「おい、最近はどうなんだ?そろそろ子供も首が座ってきた頃じゃないのか?」


俺がそう本白水に聞くと、


「最初に生まれた子はもう首しっかりしてます!」


黒い奴のリーダー、高身長のイケメン高スペックのせいか、女にもてる。


で、俺が知る限り5人を身籠らせ、さらに数人囲っているらしい・・・・


さらに、黒い奴の5人も、各々2人以上女性を孕ませたらしい。

まあ、こいつらは実力もついてるからな。

今や黒い奴の冒険者ランクは”A”らしいからな。


・・・・

・・・

・・



「・・・・と言う訳で、今日は黒い奴と一緒に、領地の視察に行ってくるよ。」


俺は妻達にそう言う。


「大丈夫なのかしら?」


佐和が聞いてくる。


「問題ないだろうし、いざとなればロンダーヴがあるしな。」


【ボクがいれば大丈夫さ。マスターの能力なら、魔王だろうが、神獣だろうが、問題なくやっつけられるよ!(そしていよいよ女性はボクだけ・・・・やっとボクのターンが来た!)】


何か変な声がした気がするが・・・・主にロンダーヴの心の声が・・・・気にしないでおこう。


俺は久しぶりに野郎だけで出発する事になった。


「よし、準備はいいか?念の為食料、水は各自持っとけよ?後、無理だと思ったら、すぐ引き返せ。それに、この領地の奥には、神獣とか言う、恐ろしく強い魔物?がいるらしく、レベル9でも怪しいからな。遭遇しても、まともにやりあうな。6人で囲め。できれば俺が相手するまで避けるか逃げるかだ。」


俺は念の為釘を刺す。


「「「「「「了解です!師匠!!」」」」」」


お前等本当に返事が良いな。


リーダー以外も名前、貰えるといいな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る