第239話 閉店後、ミーティング

夕方には店が終了。


当初は、そんなに人は来ないだろう、先ずは様子見・・・・と思っていたので、嬉しい悲鳴だが・・・・


あ、そうそう、店は終わったが・・・・


ひょっとして、これがいけなかったのではないかと思うのが・・・・


店で商品を購入してもらうと、金額にかかわらず、温泉をタダで利用できる・・・・と言うか、購入者しか利用できないようにしているのだが・・・・


これのせいで、殆どの客は、温泉に向かった。

そんなに客が来ると思ってなかったから、やってみようと思ったんだが・・・・


因みに、バスタオルやら、石鹸は、店の商品を使用している。


あと・・・・流石に、金額に応じ、高額購入者は別の温泉に・・・・金持専用?単に安全上の問題でだが・・・・


利用してもらってる。

勿論、男女別で。

あ、家族風呂もあるんだよ。これらも好評。


まあ、初日だからね・・・・

手ぶらでやってきても、タオルやらアメニティは用意してあるし・・・


・・・・

・・・

・・




「色々あるけど、先ずはお疲れ様!」



スタッフを集め、食事をしながらの集まりとなった。


家族が居たりして、早く帰りたい人には無理に参加は強要してはいないが、全員残ってくれた。

まあ、まだ時間は早いからね・・・


佐和とイベッテが、大鍋で料理をしてくれていた。

あ、勿論、雇った料理人も作ってくれたんだけど。


まず、王都での責任者のノエラが

「想像以上の来客、売り上げ・・・・今後も続くのでしたら、色々考えないといけません・・・・」


続いて王都での来客を総括していたヒルダが


「侯爵さまや、公爵さままで・・・・王様は別でしょうが・・・・皆さんお金持ちで、驚きました!」


俺も驚いたよ!

数千万円単位で金を消費する貴族。億いったのもあったからな・・・・


今日はティンドールを見てくれた三津枝だが、


「こちらは想定内。冒険者の来店が多く、ポーションが売り切れ・・・・防具も好評。武器は・・・・高いのか、誰も買ってない。」


ティンドールと王都では、客層が違うな・・・・


工場でポーションやら色々作ってくれたシビルが


「あの在庫が殆ど無くなるとは・・・・もっと値段上げるべき。」


値段上げるのはなあ・・・・?


そして世津が・・・・


「一部、狼藉を働く輩がおりましたが、今後来店拒否としました。それと、女性向け下着が殆ど売り切れ、注文していただき、完成後引き渡す流れとなりました・・・・」


そうなんだよ。


試着した女性に話を聞くと、着け心地、着心地、機能性、すべてが驚きの商品、是非沢山買って帰りたい、と言ってくれた。

針子をもっと雇うか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る