第227話 王自ら乗り込んできた
俺が心のケア?をベッドで色々(意味深)している間に事態は更なる進展を遂げたようで・・・・
ミゲルさんが突撃してきた・・・・
ちょっと待って、今シビルと合体してる・・・
当のシビルはどうでもよかったらしく、他人に見られてもケロッとしており、むしろ見せつける・・・・
「うわお!すまん、出直す・・・・」
何をミゲルが見たのか・・・・ミゲルの口から語られる事はなかった・・・・
クランの拠点の応接間、そこで妻’sに囲まれ、土下座しているミゲル。
なにせ、一歩違えば、見られていたのは他の4人、6人の?誰かだったかも、だから・・・・
イベッテが
「仮にも王族の貴方が、する事じゃあないわ・・・・」
遅れてやってきたシビルが
「結合部みられた・・・・どうせ私の胸はぺったんこですから、どうでもよかったんでしょうけどね・・・・」
感情のこもらない喋り方で威圧するシビル。
「いや、その・・・・美しすぎて・・・・胸はその・・・・少しは膨らんでましたとも!」
見てたんだね、ミゲルさん・・・・
「そう?それならいい・・・・興奮した?」
「それは・・・・」
返答に困るミゲル・・・・
「・・・で、何しに来たんですかミゲルさん、こう見えて僕は忙しいのですよ(意味深)・・・・」
「あっとそうだった!口田殿、一体何をしでかしたんだ?」
・・・・色々心当たりがありすぎて、何の事やら・・・・
「ナンノコトデスカ?」
「今王都から、全力で王様自らこちらに向かっているという連絡が・・・・」
ミゲルさんが言う。
何ですと?で、俺がそれに関係してる・・・?
「ドウイウコトデスカ?」
「プラシド・ネグロン・イ・ゴディネス伯爵・・・・分かるな?」
「・・・・エットナンデシタカ?」
「あの伯爵は、王様と懇意にしておってな、まあなんだ、昔の冒険者時代のパーティメンバーだ・・・・」
俺は、この時点で全てを察した。
2振りの剣をゲットした伯爵が、友である国王の元に行き、見せびらかした・・・・そして、わしも欲しいとか何とか、飛び出してきた・・・・
因みにあの伯爵、190センチはあろう身長に加え、鍛え上げられた肉体を持つ筋肉だるま・・・・
「俺は伝えたからな。後はそっちで何とかしてくれ・・・・」
ミゲルさんはそう言って、去ろうとしたが・・・・妻’sに捕まっていた・・・・
あ、簀巻きにされて、吊るされてるよ・・・・
そして・・・転がされて、玄関の外へ・・・・ひどい・・・・
・・・・
・・・
・・
・
変な汗をかいたので、風呂に入る俺。流石に今すぐは来ないだろう?と思って。
妻’Sとノエラとヒルダも一緒に入ってくる。
まあ、まったり浸かりますか・・・・
そうしているうちに、何やら脱衣場の方が騒がしい。
マウリシオさんの、珍しく大きな声を張り上げているのが聞こえる・・・・
あ、これやばい奴だ・・・・
女達に緊張が走る・・・・
何せ全員湯船の中、つまり・・・・裸なのだ・・・・
俺はナビちゃんに連絡を取り・・・・異世界売買を緊急発動してもらう。
先ずは入浴剤。
湯船に投入。これでひとまず肌を隠せる・・・・
そして、取り敢えず10枚ほどバスタオルを購入・・・・皆素早く受け取り、湯船の中だが、素早く巻き付ける・・・・
この間5秒・・・・
そして・・・・風呂場のドアが開け放たれる。
「婿殿!わしにも剣を打ってくれ!この通り、素材もある!アダマンタインだ!」
何と王様自ら突入してくる・・・・
どうなってるんだこの国は!
イベッテが入浴剤の残りを父である王様の顔にぶちまける・・・
王様の目に入る入浴剤。
「ぐを・・・何をするイベッテ・・・・」
「お父様、いくら国王でも、やっていい事と悪い事があります。人の妻の入浴中に、風呂場に乱入とか、いい大人がやっていい事ではないですよ!」
流石は王様の娘だ・・・・あの巨体をひとりで掴んで引きずっている・・・・
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