第224話 やりすぎた・・・・

俺は酒を飲まないから、いい酒と悪い酒の区別がつかない・・・・


なので、一寸デザインで選んだウィスキー・・・・


オールド・セ▼ト・アン●リュース クラブハウス・・・・


ちょっとゴルフボールみたいなデザインがいい・・・・

そう思ったんだが・・・・


意外な所で伯爵さまが食いついてきた。

しまった・・・・


もしかして、こんなのは作れない?


で・・・さらにやらかしたのが・・・

ちょっとおしゃれなワインと思って出したんだが・・・・


ミッ■ディ フランチ★コルタ ブリ☆ット


ワインやと思ってたんや知らんかったんや・・・・

と思ったが後の祭り。


伯爵さまは盛大にむせた・・・・


スパークリングワイン・・・・飲まないから・・・・


だが・・・



「何じゃこれは!今までこのようなのは飲んだ事が無い!すばらしい!」



・・・・ところで、いいんですか毒見しなくて?

そう思ったが、


「わしは見る目があると思うておる。これでそなたに一服盛られても、わしの見る目が無かったと諦めるしかあるまいて。」



豪快だった。


「むう・・・・酒・・・・もっとと言いたい所じゃが、其方他にも何か、あるのだろう?」


「酒以外で・・・・何か食べ物でしょうか?それとも物でしょうか?」


「そうじゃな・・・何か珍しいものはあるか?」


珍しいって・・・・何が珍しいのか分からん・・・・


イベッテがいればよかったんだが・・・・


分からないから、装飾品を出す。


まずは・・・・ネックレスと指輪か?あ、そうだ・・・・真珠のネックレスとかどうだ?


俺は・・・・ちょっとポチって購入して、出す。

金色っぽいのと、普通の?色のと。


金属じゃないけど、いいよな?


伯爵さまは2つのネックレスを受け取り、見る。


そして俺は・・・・しまった・・・・普通のを買うつもりが、めっちゃ高いの買ってたよ・・・・日本のお金で三桁・・・・


案の定、伯爵さまは固まっている。


「何だこの珠は・・・・?」


「真珠ですよ。」


「なに?この大粒が真珠だと!馬鹿を言え!大きすぎるではないか!」



あ・・・・あるんだ、真珠。しかし・・・・うん、大きい粒だ。しまったな・・・・


「とんでもないものを出すのう・・・・これは・・・・我が領地の金をかき集めて買えるかどうか・・・・国が一つ買えそうなものだな・・・・」


え?なにそれ?いくら何でもそれはないでしょ?


ちょっと心配になってきた・・・・


そしてついに、伯爵さまに止めを刺す時が来た・・・・


「おほん、してその方・・・・気になるのだが・・・その腰に下げておる剣ひょっとして中々の業物ではないのか?」



ごめんなさい伯爵さま、これ自分で打った剣です業物じゃありません・・・・


今腰に下げているのは、普段使いにと思って作った剣。

ちょっと色々付与されてるとはいえ、何の変哲もない剣。


取り敢えず渡してみる。



伯爵さまは、剣をまじまじと見、俺の顔を見、そおっと剣を置く。


「其方・・・・何者だ?このような剣・・・・・其方が打ったのだろう?見た目は平凡そのものだが・・・・儂にはわかるよ。この剣の凄さが・・・・」


・・・・どうする?

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