第168話 討伐した魔石の査定の手続き

翌日、イベッテを伴い、ギルドへ向かう。


何故か女性陣は忙しいらしく、こういう事はイベッテが専門だし、ゆっくり行ってらしゃい!と。


昨日あんなに燃えた佐和も忙しいとか。え?何かあった?


「そういう所は相変わらずなのよねえ?もう少し、気が付いてほしいわ?」



え?何か気が付いてないの佐和??


そう思ってると、みつえがせつと出かけていった。

おーい何処へ行く?


気が付けば、佐和とシビルが一緒に出掛けていく。


「女の買い物・・・・士門さんも来るのかしら?」


何か良からぬ気配が・・・・


「い・・・・いや・・・・・やめとくよ・・・・」


「しっかりリードしてあげてね、しもんさん?」


うん?何をリードするんだ?シビル。イベッテに主導してもらいたい案件だよ?

ギルドや商館での価格の交渉、イベッテの専門だから・・・・ちょっと聞いてる?


颯爽と去っていく2人。

あ・・・・佐和の車で行きやがった・・・・何だったんだ?


俺はイベッテと、ギルドへ向かう。


「なあイベッテ、何か様子が変だったけど、何か聞いてない?」


昨晩しっかりと4人に言われていたイベッテ・・・・だが


「えと・・・・ナンノコトカシラ?」


・・・・何かある?まあいいや。


「そうか、まあいいよ、じゃあイベッテ、行こう。」


・・・・

・・・

・・


「イベッテ、こっちだよ!」


パメラさんが迎えてくれる。

あれ?ギルドの職員じゃなかったっけ?


「あ、予め連絡してたの・・・・商館での手続きもまとめてやってくれるわ。」


ああそういう事か。昨日、パメラさんが現れて、違和感あったんだ。

何でも、俺が来たら厄介な事になるからパメラさんが来るように話が纏まっていたとか。



「査定は出てるの?」


「ええ・・・・出てるけど・・・・奥の部屋へどうぞ?」


何か問題があった?

イベッテについて奥へ向かう。


奥の部屋に入るが・・・・さらに進む。

うん?何処へ行くんだ?

行き止まりだぞ?


壁を探すイベッテ。

何故かガコン!と音がして、壁が開く。

忍者屋敷か?

俺達は開いた向こうへ行き、階段を上がる。


何やら立派な部屋に案内された。


パメラを伴い、この前の人が現れる。名前なんだっけ?


「士門殿すまない。ここは・・・・本来はギルドと商館は同じ組織なのだがね、この都市のように大きいと、分けないと業務が進まなくてね。で、士門殿のような特別な案件では、こういった対応をするのだよ。」


どうやらこの・・・・トップの人がそういった纏めをしていたようだ。


・・・・

・・・

・・


で・・・・早速査定額を見せてもらう。リストが長いな・・・・

殆ど魔石だったけど、しかもあの時は俺、収納カバン持ってなかったから、持てるだけしか持って帰らなかったからなあ?まあ殆ど魔石だけなんだが。

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