第167話 ギルド職員とにらめっこ?

面倒だが、全部のドロップアイテムを出す。


厄介事を避けるのに、キングの魔石は出さなかったが、死蔵しても仕方が無いので、全部出すか考えてる・・・・やっぱやめるか?いや・・・・


あ、やっぱキングのも出しとこう。固まるお嬢さん・・・・・どうせキング討伐したのバレバレだし。


あ、パメラさんがこちらに気が付き、応援にやってくる。


受付のお嬢さんは・・・・


「ぱめらさ・・・ん・・・・この人私を苛めるんですぅ・・・見て下さいよこの魔石・・・・」


「うわ・・・・キングとジェネラルじゃない・・・・イベッテ・・・・どうしちゃったのこれ?」


「ごめんねパメラ・・・・本当はキングの素材は出さない予定だったんだけど・・・・しもんさん、気が変わったのか、いきなり出すから私も驚いてるんだよ?」


うーん・・・・駄目だったか?

「ここじゃあ引き取りは難しいのか?なら商館へ向かうが?」


ジト目で睨んでくるパメラさん。

まあそんな顔するなって?


「イベッテ、これは・・・・王様に引き取ってもらう案件だよ?」


「え・・・・?でも・・・・父じゃあ・・・・」


「うん・・・そうだよね・・・きっと何も考えてないよね、あの人・・・・」


うわ!酷い!国王、自分の娘やら姪っ子になる?からひどい扱いだよ?


何をやってたんだ、あの国王は。


「じゃ何か引き取ってくれる?」


「あ、じゃあジェネラルのなら・・・・って数多いですよね?」


仕方ないだろう?全部仕留めないと危険だから・・・・


「はあ・・・・今すぐは値段出せませんので、後日また寄ってもらえますか?」


「わかったよ。また来るよ・・・って、依頼の完了どうなってるの?」


「もうとっくに処理終ってますよ?かれこれひと月前じゃあないですか?」


「そうだっけ?」


パメラさんと交渉する俺。

「正確には、ひと月と10日ですわ、士門さん♪」


佐和が俺の隣で声をかけてくる。

あーもうそんなに経っちゃったか?


「ありがとう、また来るよ?」


「あまり凄すぎるのは控えて下さいねえ?びっくりしますから!」



にこやかに送り出してくれるパメラさん。

キングの素材は厄介だなあ?


・・・・

・・・

・・


「おお!久しいのう!で、何じゃ用とは?」


今俺達6人は、国王と対面している。


まあ城に行ったら、誘われて食事してるんだけどね。


「あのね、キングの魔石やら素材やら・・・・ここで引き取ってほしいのよ?無理かしら?」


「いや、かまわぬ。誰かおらぬか!」

国王が大きな声で叫ぶ。


すると、30歳前後の男がやってくる。


「お呼びでしょうか、王様。」


「うむ、この方らがのう、キングの魔石と素材を処分したいようなのだ。見てやってくれ。」


「畏まりました。では、お預かりいたします。」


そう言ってこの・・誰?さんは魔石を持っていってしまった。

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