第147話 ダンジョンに戻る

5人の雰囲気がおかしい・・・・


たまに変な視線を感じる・・・・


どうしたというのだ?


あ、やばいやばい、夢を思い出したら、思わず股間がトーテムポールになりかけたよ。


あんなの見せちゃったら、変態扱いだろうな?



・・・・

・・・

・・


身支度を整え、クランの拠点へ6人で向かう。

まあ、ゲート使ってすぐなんだけど。


マウリシオさんが拠点に食事を用意してくれていた。

マウリシオさんが作った訳じゃないけど。


そして、食事をしに”黒い奴”のメンバーが集まってくる。


うん?何で両脇に女はべらせてんの?


女も女だ。これ見よがしにしなだれやがって。


くそう!このもやもやをどうしよう?

リア充爆発しろ!


俺がそう思ってる一方、”黒い奴”らは・・・・




”くそう!何でいつも師匠の周りは美女ばかりなんだ!羨ましいぜ!”


”師匠との差が激しい・・・・こんなの声に出せば、あいつら怒るから絶対言えないが・・・・”



”師匠、スケベすぎでしょう!”



お互いを羨ましがる野郎共だった・・・・



メイドさんから弁当を受け取り、ダンジョンに向かう俺達。


そういえば、他のクランメンバー、俺達が戦ってる間何してるんだ?

暇してるんなら、はやいとこ機織りでもさせるか!

あ、その前に糸を紡がないと・・・・

そういう機械何だっけ?


・・・・

・・・

・・


ゲートを使い、ダンジョンに戻った俺達。

うーん、一体何をしに戻ったんだろう・・・・?


”黒い奴”らはナニをしに戻っていたらしい・・・・これ以上妊婦増やすなよ?

そういうのはクランの拠点から出ていってからにしてくれ。


ミノタウロスコマンダー程度の個体が何度か出現するが、難なく撃退。


ジェネラルやら、キングは見当たらない。

冒険者にも会わないなあ?


この辺りはもう出尽くしたのか?

強い個体に遭遇する事が少なくなる一方、普通の?ミノタウロスはかなりいた。


まあ、雑魚?は”黒い奴”に任せてる。

頑張れよ、お前ら?


どんどん下に降りていく俺達。


20階層ぐらい降りただろうか・・・・?


イベッテが、

「ここを降りると中層ですよ。」


と、教えてくれた。



中層へ向かう俺達。


うーん・・・・ダンジョンの中なのに、普通に太陽の光?があるし、めっちゃ森なんだけど?

どうなってるの?


イベッテは、この中層の、もう少し行った所でパワーレベリングを行ったらしい。

此処より5層は、人型の魔物ではなく、獣型?の魔物が出現するらしい。


どんなのが出るんだ?


狼っぽいのか?

馬っぽい奴?

それともまさかのドラゴン?


いや、中層なんだから、そんなに強いのは出ないか?



あ?中層が弱い魔物しか出ないというのは思い込みだな。

思い込みは場合によるけれど、危険だ。注意しないと。

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