第129話 ダンジョンへ

このままイベッテを連れて行けるのだろうか?


今回、レベル6というのが引っ掛かる。

これは王家の人間が15歳になると、パワーレベリングでレベルを6まで上げるらしい。じゃあ実は、戦った事が無い?


そう思ったのだけど、


「王家専用のアイテムを持っていますからね、ステータス、スキルに当てはまらない戦闘をこなせますよ?」


「え?そうなの?パッと見、護身術と土魔法しか・・・・」


「そう思うでしょうけど、実は書写とか統率とか、帝王学も役に立つんですよ?」


「あ、そうなのか?どんなスキルなんだ?」


「書写ですが、これは相手の一部をコピーできますね。例えば相手が剣術を持っていましたら、それをそっくりそのままコピーして、自分の能力に出来るんです。」


え?マジ?半端ねえよそれ?


「ただ、ずっと所有できませんし、使い続けると魔力切れになります。」

まあリスクはあるわな。


「統率、帝王学は詳しくは割愛しますが、味方、敵の士気に影響が出ます。こちらの実力が上がり、敵の能力が下がります。」



デバフ?そうなのか?補助的な能力だけど、地味に凄そう・・・・


これなら何とかなるかな?


「あ、アイテム、装備品もすごいのですよ?勿論、それに頼るといけないのはわかってますが。」


どうやらイベッテはワンピースを着るようだが、やはりフルプレートより防御力があるらしい。


そして、あらゆる魔法耐性、能力向上の付与。そして、いざという時の脱出アイテム・・・・これは王家の人間にしか扱えないうえに、1人だけしか使えないらしいけど・・・・


「わかったよ。じゃあイベッテも一緒に行こう。危なくなったら躊躇わずその脱出アイテム使ってくれ。多分俺達は何とかなるし。皆もそうだぞ。特に俺はこの世界でナンバー2らしいから、俺より強い存在は白河さんだけだから、死ぬような事態にはならないはずだから。」


納得したのかしないのか。

あ・・・・ロンダーヴはどうなんだ?


【ボクは精霊だし、いざとなれば剣に戻るだけだしね、心配しなくていいよ。パーティにも入れないで大丈夫。そう言う存在だからね。】


よく分からない事を言うロンダーヴ。


・・・・

・・・

・・


謁見の間に集まるクラン”御国台”のメンバー。

中心は俺。


今国王と謁見中・・・・国を挙げての大問題になっているらしい・・・・


「すまぬのう。儂が出向けば済む話なのじゃが、一国の王がそんな事をしてはいけません!と止められてな。久しぶりに冒険者として暴れようと思ったのじゃが・・・・」


いや、駄目だろう?国の王は、ずっしり構えて、ずっと同じ場所に居ないと。


こういった場合困るのは、中心人物が何処にいるか分からない場合だ。

組織として普段は良いが、問題が発生した時に困る。

そう、トップは問題が発生した時に責任を取らないといけないからな。


細かな説明は聞いていたから、俺達はダンジョンに向け出発する事に。


さあ、世にクラン”御国台”を知らしめるぞ!ちょっとだけだけど?

それとモブ軍団!活躍次第では個人名とスキル表示が待ってるからな。

作者の手抜きじゃないぞ?多分・・・・

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