第81話 本白水の後悔
自分が行けばよかった・・・・
何故行かせてしまったんだろう・・・・
だが、彼自身負傷しているし女子にそんな事をさせる訳にはいかない。
頼りになる筈の大人は・・・・女性教師はこの場にいるが負傷して動けない。
こうしているうちに2日程過ぎたが、なんと知見寺君が現れたのだ。
高校にまだ生き残りがいる、一緒に行かないか?と。
迷ったが、此処に居てもどうにもなるまい。
彼等と一緒に行動する事にして、負傷者もある程度自力で歩けるようになっていたので戻る事に。
・・・・
・・・
・・
・
戻ってみると、魔物が運動場で男子生徒と戦っていた。
しまった!来るべきではなかった。
そう思ったがもう遅かった。
魔物がこちらに気付き向かってきたが、なんと知見寺君は本白水君の背後から背中を突き飛ばし、いつの間にか現れた木滝先生と共に、去っていった。
何がしたかったのか分からないが危険な魔物と対峙してしまう。
そして交戦するも、相手が悪すぎた。
強い・・・・道中杖代わりに使っていた木の棒を使い何とか攻撃を凌いでいるが、実力が違いすぎる。
この時、見慣れない大人がやってきて助力を申し出てくれたが、見た目弱そうな彼にこの魔物を相手に戦えるとは思えず、断ったが彼は強かった。
油断したちょっとした隙を狙われ、木の棒が吹き飛び、自身も吹き飛んだが、黒ずくめの生徒に助けてもらった。
そして・・・・相手にならなかった魔物を、彼は簡単に仕留めていた。
おや、彼女は繁在家世津さんだったな。何と彼女も剣を使って戦っている。
そして周りには前重先生と、安楽座三津枝さんだったかな?、彼女たちは無事でよかった・・・・そして、負傷者の面倒を見てくれている。
魔物の討伐が終わり、彼に状況を教えてもらった。
異世界召喚とか、冗談と思ったが、魔物の存在、死んだ仲間の存在。それが現実と示す。
結局は彼が住んでいるという場所へ向かい、世話になる事になった。
死んだ女子生徒、おっぱい大きかったな・・・・もったいない。
そして、クランの拠点では、彼は口田さんというらしいが、色々忙しいらしく、生徒のまとめ役を任された。
あの黒ずくめ、なかなか面白いな。そう思ったら同じものをくれた。
今日から”黒い奴”として行動をする事になったが、どうしてこの装備、素晴らしい!
そして、館に常備してもらってある”今度産む”
女子生徒が護ってもらったお礼にと、自ら・・・・ゲフンゲフン・・・・
口田さんが、”今度産む”の減りが激しい。
誰だよ盛ってる奴は。もう少し計画的に使ってほしい!
と嘆いていた。
申し訳ございません、殆ど僕が使ってました。毎日何人も相手しないといけないから。
リア充爆発しろ!とか聞こえたような気がしますが、気のせいだよな・・・
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