異世界での集団生活
第82話 ご利用は計画的に
異世界への召喚から一ヶ月が経った・・・・
ようやくクランでの生活も落ち着き、それぞれの生活がスタートしていたのだが・・・・俺は念の為男女同じ建物で生活をするという事で、大量の”今度産む”を用意、皆のわかり易い場所へ設置し、
”ご利用は計画的に”
と張り紙をし、置いていたのだが・・・・
どういう訳かあっという間に無くなる。
一日で3箱消えた事もある。
念の為、転売したらその時点で設置は止める、と張り紙に記載していたのだが・・・・まさか毎日使っているのか?
女の数は多いが、正直な所男の数は少ないんだぞ?
俺なんてこっちに来てから一度も・・・・ゲフンゲフン
そう、もう気が付いている奴も多いと思うが、ステータス表示の性別、あれは・・・・くそ女神の趣味なんだろうが、経験有りと無しを見極めている・・・・で間違いないはず。
なのでたまに確認をしているんだが・・・・日増しに女の子が減っていく。
マジっすか?
そして、2割程しか女性が居なかったはずなのに、今や8割は女性。
残りの女の子、どうなった?
そして・・・・男の子はもう、この建屋に存在しない。
何つーか、猿?お前等猿なの?
人が一生懸命ギルドへ向かい色々調べたり行動しているのに。
一寸今後は考えないといけないな。
そして・・・・俺と3人の女性との距離は・・・・かわっていない。
そろそろ何かあってもいいんだけどな・・・・
そしてその理由とは・・・・本人は知らないのだが、もう周りは皆気が付いている。
3人がそれぞれ牽制してしまっているのだ。
やはり本命は年齢の近いさわ・・・・予想は5割。
次はせつ・・・・予想は3割。
最後のみつえは・・・・2割。
このままだとさわに決まりそうなのだが、3人いるせいでそれぞれの思惑が働き、なかなか動きがない。
本命視されているさわだが、この建屋で一番の美女。
スタイルもよいのだが・・・・男性は若い女性に魅力を感じると信じており、2人に引け目を感じている。
次にせつ。
問題は先生であるさわ。
やはり年齢の近い、スタイル良しの美女にはかなわないと思いつつ、自分が女勇者であり、しもんが女神に、色々自分を補佐するように言われている事に気が付いており、このせいで若干の余裕がある。
そして、みつえは・・・・やはりしもんより背が高く、微妙だなあと感じている事。
最後のみつえだが・・・・大穴である。
2人が殆どみつえにノーマークなのを知っており、2人がお互いをけん制している間に仲良くなろうとの作戦である。
しかし、男のプライドであろうか・・・・自分より背の高い女性とのお付き合いに引け目を感じているしもんをどう攻略できるかが、鍵である・・・・
俺達4人と、使用人以外に流れてる情報。密かに賭けが成立しているらしい。
そんなある日、事件?事故が発生した・・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます