第78話 オークキングのドロップアイテム

負傷者の回復をしないといけないが・・・・


先ずはオークのドロップアイテムの回収だな。


先ずはそれぞれ仕留めた分の魔石とアイテムを物色。


オークキングは、魔石と青い宝石?それに剣と・・・・またもや睾丸・・・・いや・・・・そんなの貰っても・・・・もしかして凄い価値がある?かもと思い、小袋を用意し、その中に入れて収納。


結局睾丸は・・・・更にもう一匹がドロップしていたようだ。

後は、魔石と、金貨が数枚見つかった。


まあ貰っておこうか。


すべて回収し終わり、改めて治療を。


まあ、男子は命に別条がないなら後回し。

女子生徒を回復魔法で治療していく。


数人となると、結構きつい。

精神的にきつい感覚かな?


そして最後に奮戦するも、大けがを負った男子生徒を回復させる。


・・・・うう・・・・きつい・・・・どうやら倒れそうになってしまったようで、たまたま隣にいた?さわが支えてくれた。



「しもんさん、顔が真っ青ですわ。少々休んだ方がいいですわね。あの陰に行きましょう。」


そう言って連れて行ってくれる。肩を貸してくれて、もう半分もたれかかるような感じで連れて行ってくれた。

ああ・・・・凄くいい匂いがする・・・・大人の女性のいい匂いだ・・・・何で美女はこんないい匂いなんだ・・?俺の臭いは汗臭いぞ?


何とか到着するも、もう限界で、その場で崩れてしまった。

さわが抱きとめてくれて・・・・うう・・・・柔らかいなあ、このまま抱きしめたい・・・・けど、さわはその場に座り、膝枕をしてくれた。

起き上がろうとしたけど、


「そんな真っ青な顔で起き上がってはいけませんわ。あの治療の魔法でしたかしら?あれは相当魔力?精神力?を使うようですから、使い過ぎには注意した方がよろしいですわ。」


あ・・・太もも気持ちいい・・・何故か、さわのおなかの方に顔が向いてしまってるので、見上げると、色々ムフー!となる。しかし、それよりも急激に眠気が来て、そのまま寝てしまった・・・・


・・・・

・・・

・・


暫くすると、目が覚め、起きた。

どれだけ寝てたのか分からないが、さわはずっと膝枕をしてくれていたようだ。足痛くないのか?


「さわ、すまん。寝てしまったようだ。」


「あら?もういいのですか?私としては、もっとこのままでもよかったのですよ?」


・・・・いや、これ以上迷惑はかけるのは悪いだろう。


「ありがとう。この埋め合わせは、そのうち落ち着いたらするよ。」


「あらあら、そんな約束してもいいのかしら?期待しますわよ?」


・・・・意味深な事を言うさわ。

いや、期待って・・・・美女の期待か・・・・ハードル高そう。


俺が起きたのが分かったのか、全員集まってきた。


「もう大丈夫なのですか?しもんさん。」


「ああ、心配かけたね、せつ。どうやら魔法を使いすぎたようだ。慣れない事はするもんじゃないな・・・」


「・・・・このまま起きなかったらどうしようかと思ったんですよ?あ、それと、彼を紹介します。私と同じく3年の本白水 清伸もとしろみず きよのぶ、生徒会長、剣道部の主将、そして学年1位の秀才です。」


「危ない所を助けていただき、ありがとうございます。」


・・・・さわやかなイケメン君だった・・・・なんだよこいつ!完璧超人じゃねえかよ!

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