第41話 異世界で最初の街
仕方がないと言い聞かせ、道を進む。
今日はこのメンバーで街に行くけど、後で様子を見に行こう。
阿呆共は放っておけばいいけど、犠牲になる女子はかわいそうだ。
特に、男子のみが強い今の残留組に、抵抗できる女性はいまい。
強姦・・・・強姦自体がとんでもない事だが、死ぬよりは・・・と思いたい。でも、精神的に殺されるようなものだからな。
身近にいる男性に強姦されるか、強い個体のオークに殺されるか・・・・あのままだと残留組の今後は・・・もう考えるのは止そう。
あ、そうそう、車だけど、鍵持ってる車は全部カバンに入れた。
それにしても、ドアミラーにカバンの一部を突っ込んだだけで消えるとか、どうなってるんだと思う。
それに、あのままあそこに留まるのはいいけど、食料の問題もあるし、多分あのあたりは常に化け物が出現する場所なのだろう。
しっかりとした柵で仕切ればいいのだろうけど。
こんな事を考えながら進んで行く。
道に出てからは特に魔物に襲われる事も無く、異世界の街に到着した。
ブリセーニョ殿が言うには、この辺りで一番大きな街らしく、どうやらここを拠点にしているらしい。
3メートルほどの壁に囲まれている。
こうやって化け物から守るんだな。
そして門が見える。
門番が見張っている。
「ブリセーニョ殿、ご無事でしたか!どうでしたか!」
「ああ、オークジェネラルがいたよ。」
「なんと!オークジェネラルですか。我々だとせいぜい、オークソルジャーまでしか仕留められません。あ、どうぞ中へ。そちらの方は?」
「問題ない。今からギルドで登録をするのに連れてきた。」
「了解いたしました。ようこそ、ティルドールへ!」
こうして、総勢50名ほどの団体が、異世界の街にやってきた。
・・・・
・・・
・・
・
冒険者ギルドというのがあるらしく、ここで登録をする必要があるらしい。
本来はクランの結成とかも、ギルドでするらしいのだが、俺の場合、くそ女神の依頼を受けるうえで必要だったので、勝手に結成できるようにしてもらった。
まあ、勝手にできるものだと思っていたので、色々便宜を図ってくれたって事だよな。
結構な時間がかかったけど、全員終った。
そして、白河さんの奥方3人は、ここで別れる事に。
一応、個室を借り、カバンの中を、さっきの店の商品を移してもらった。そして、そこにゲートを出し、戻ってもらった。
そうそう、ギルドの登録はお金がかかるのだけど、持ってた石・・・魔石がかなりの値段で売れたので、全員の分を負担しても、大した痛手にはならなかった。
というか、オークジェネラルの魔石が大金貨500枚とか破格の値段。金貨の価値が分からないけど、ブリセーニョ殿の驚きようが凄かったので、相当な金額なんだろう。
ちょっと考えて、オークキングの魔石を出すのはやめておいた。もしかしたらトラブルの元になりかねないので。
こういうのは、もっと足元を固めてからにしたかったので。
結局大金貨1000枚とかの金額に。
もう一生遊んで暮らしていける、とか言われたけど、どうなんだこれ?
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