第33話 白河さんの3人の妻
「ちょっと待ってね。」
白河さんが消えてく。
そして暫くして戻ってきた。
「紹介するよ、S級冒険者のウェンディと、聖女アルフォンシーナだ。彼女たちが守ってくれる。あと、もうすぐカトリーンが来る。3人いれば大丈夫だろう。全員女性だ。向こうにも女性が居るんだろう?男性もいるんだろう?男共が暴走してなければいいけど。」
そう言ってるうちに、ゲートから一人の女性が現れた。
・・・3人ともすげー美女なんだけど、どうなってんのこれ?
「あ、3人とも私の妻だし、子持ちだからね、手を出さないように。」
・・・・え?異世界って複数の妻娶れるの?異世界すげー!ってせつが睨んでそう。
「何じゃ主よ、急ぎのようだと連絡があったので来てみたが。」
「ああ、カトリーンとウェンディには、新たな召喚に巻き込まれた人達の護衛をしてほしいんだよ。アルフォンシーナには、巻き込まれた人達の治療と、精神的なケアをお願いしたいんだよ、頼めるかな?」
「大丈夫よ!任せてよ!久しぶりの活動だから腕が鳴るわ!最近は好きでやってるけど、デザインばかりしてたから、ちょっと刺激が欲しかったんだ!」
とウェンディって人だな。
「旦那さま、アメリータも連れて行きますか?」
「彼女妊娠中じゃなかったっけ?」
「そうでした。忘れておりましたわ。では3人で行ってまいります。」
「頼むよ。じゃあ申し訳ないけれど、口田君だっけ?一度彼女達を護衛の対象に引き合わせてくれないか?その後戻って来てくれればいい。」
「ご配慮感謝します。ではちょっと行ってきます。」
何故か3人を引き連れて戻る事に。
さっと見たけど、全員レベルが9以上。カトリーンという人に関しては10と出てる。更に白河さんはレベル15と出てる。驚きだ!
それと気になる事が。
性別、せつや安楽座さん前重さん、女の子って表示が出てるけど、この3人は女性と出てる。何の違いだろう?
・・・・
・・・
・・
・
「これが異世界の建物かえ。主の言う通りじゃのう。何とも珍妙な建物じゃ。」
えっとカトリーンさんがそう言ってる。
「じゃあ早く行きましょう!」
そう言って前を進む・・・・ウェンディさん?だっけ。
アルフォンシーナさんと僕は2人に挟まれる形で進む。
というか俺が先頭じゃなくって大丈夫なんだろうか?
しかしウェンディさんは迷う事なく進んで行く。10分も歩かないうちに、あっという間に柔剣道場の前に到着。
しかし・・・・何か変だ。そう思いつつ、扉を開けると、一部の男子が簀巻きにされていた。
「あ・・・安楽座さん、何かあった?」
「あ、士門さん、もう戻ったの?この阿呆が女生徒を襲ったのよ。しかも先生も。」
・・・・強いメンバーがやらかしたみたいだな。
「何だ?弱い女性を高レベルの男が襲ったのか?」
「ハイ・・・・って誰ですかその女性達は?」
聞くよね普通・・・
「色々あって護衛を・・・・雇った?んだよ。信用できるので、今後はこの人達に任せようと思う。」
そう言ってる傍から、なんとウェンディさんは男の下半身をむき出しにし始めた。
「こいつら簀巻きにされてたやつ全員が襲ったのか?」
「・・・そうです。気が付いた時にはもう10人程襲われていて・・・・」
「あんたら何か言う事あるか?」
ウェンディさん怒ってる。
「異世界なんだろ!俺達は力をつけた!弱い女は俺達に従えばいいんだよ!」
・・・・こうなる事を心配してたんだよ・・・・
その間に、アルフォンシーナさんが強姦された?女性達に何やら魔法をかけていく。
そしてそっちに気が回っていたら、突然「ギャー!」
っと凄い悲鳴が聞こえて、見るとウェンディさんが男の大事な所をチョッキンしてた。えげつねえ。
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