第11話 どこ行くんです?

お腹が空いた私達は近くのイオンみたいなとこに抜け出した。

いや、まさかイベントであった人と二人で抜け出しちゃうとは()

そんなこと思ってもいないじゃん…

まぁお腹空いていたから良いのですが…


彼が「何食べたい?多分なんでもあるよ」と質問を振ってくれた。

私は例の如く優柔不断を発動させ「うーん…」とひたすら悩み悩み。

なんとなく少食のほうが可愛いかなと思って「甘いものとか大好きですけどねあんまり男性は好きじゃない人が多いですよね…?」と聞いてみると

「頭が痛くなるほど死ぬほど甘くないやつやったら食べれるし好きっ」

とあんまり甘党に出会ってこなかった私としてはとても嬉しかった。


「じゃあパフェとかスイーツでいっかぁ」と少しお高めの一人では行かないようなパフェのお店に決定。

「2名で」と彼がスタイリッシュに店員さんに告げる。

「少しお待ちください」と椅子に腰掛けた。私は甘いものが食べたいというわがままで彼を待たせるのが申し訳ないなぁと思いつつ馴染んできた頃であったので日常の話など駄弁っていた。


なんていうか意外と話しやすい方だなっと思っている頃に席に案内されトコトコ。


メニューに相変わらず悩んでいると

「んー僕抹茶」と。

意外とすぐやんと思いながら、

「私ミックスベリーを」とオーダーを終えた。





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