待ち人よ
今日は晴れでしょうか
曇り空でしょうか
時折、光差して
雨上がりの午前
向こうにある日向
こちらにある日陰
人の往来を横目に
言葉を拙く綴りながら
時折、光射して
揺れる木陰の隙間
足元に残る水滴
ちらちらと
心の奥を照らす
明るい小路の奥から
日常がやってくる
幼子や送り人道行く人
私の非日常
しのび続けたかなた
たどり着いたこなた
待ち人よ
きたる
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