話の暫定進行表(後半1)

10.坂が逆向きになる(50~75%)

蒼流の騎士にとっては都合の悪い事件が起こった。それは、黒のシュヴァリエの鍵が消滅した事である。

鍵の消失自体は覚悟しており、それを想定した対抗策も準備していたのだが――その準備が整う前に起こってしまった。


これは蒼流の騎士の正体をある程度察していたSNS炎上勢力が、一連の妨害を考えて行動したとも推測されている。

その記事は、あくまでもまとめサイトに掲載されているだけであり、その真相は不明だ。

まとめサイトに動揺した訳ではないのだが、何としてもあの勢力を何とかしようと蒼流の騎士は別の人物を呼び出す事にする。

WEB小説サイトに適切な作品を吟味する訳ではなく、内容からして明らかに炎上勢力を悪の存在として明言している作品を探した結果――。


しかし、蒼流の騎士の行動は筒抜けと言う訳ではないが、実は様々な人物に特定されていたのである。

舞風はあいねの出現に違和感を持って(シュヴァリエがしかけたと考えていた)いた為、今回の人物特定には驚きがあった。

(瀬川プロデューサーは蒼流の騎士の登場する原作をチェックしており、そこから作者以外の仕業と推測していた。理由はまとめサイトの記事等)


マルスの方は、鍵を持っている者と交戦を続け、遂にはガングートにも何とか勝利をする。

(これはナイトブレイカーと黒のシュヴァリエが交戦したデータもあっての物であり、マルス単独では負けていた)


あいねもマルスには興味を持ちつつも、今は鍵を集める事を優先していた。原因は黒のシュヴァリエを倒し、鍵を消滅させてしまった為。

その中で草加市内を散策していた所、明らかに自分の世界とは違う様なオーラを出している人物を発見した。

その女性は、明らかにあいねをターゲットにしている様な眼をしており、それがあいねの投資に火を付けたようである。

女性の名はアルストロメリアとは名乗るが、明らかに偽名だったのはバトル時に把握していた。


あいねと戦う前に、アルストロメリアはレッドカイザーとも交戦しているが、ここでは思わぬ敗戦。

(しかし、鍵の力を使った訳ではないので手加減と思われた様子)


そして、アルストロメリアは鍵の力が何なのか把握し、その力であいねを何とか退けた。あいねの方もアルストロメリアの鍵に関して、脅威に思った様子だが。


##その他に書くこと##

瀬川プロデューサーと接触するビスマルクと言うゲーマーの存在が示唆される。彼女はSNS上で炎上していると察知し、姿を見せたらしい。

舞風はビスマルクのことは知らされておらず、瀬川が単独接触したらしい。後に紹介はされるのだが――。


そして、それ以外のWEB小説作品の登場人物も少し触れられる。瀬川はある法則には気付きつつも、まだ口には出さない。

マルスの方も何となく鍵の所有者の法則には気付きつつあるのだが――。

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