シリウスの向こう側



ベランダで一人夜空を見上げた

向こうに光るシリウスをずっと見つめた

その時僕はふと思う

この空に限りはあるのだろうか?

そしてこの恋の行方に限りはあるのだろうか?


君は美しく輝いているけど

まだ見せていない光がある気がした

僕の好きな笑顔だけれど

何かが君を覆っている気がした


もしも君が星だとしたら

僕だけに眩しい君を見せておくれよ

それが何億光年かかるとしたら

僕は待つから見せておくれよ


もしも君が隕石だとしたら

まとったものを剥がしておくれよ

全てがちゃんと剥がれたら

僕のもとに落ちてきておくれよ


空の限りを越えていこうよ

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