応援コメント

第11話 バックビートと揉み手ビート」への応援コメント

  • 第六話では丁寧なお返事ありがとうございました。
    確かにラップが入るようになってからは色々と状況が変わってる感じはしますね。でも、ミスチルでもそういう例があるとは存じませんでした。そもそもポップス方面は、決して嫌いではないのですけれど、普段聞きこんでない領域なので、こういう形で色々ご教示いただけると新しい発見がたくさんできて、ありがたいです。

    あと、ずっと前にそちらから訊かれたままお返事しそびれていたことなんですが、私が使っているキーボードvstはpianoteqです。ごく少ないインストール領域で済むのと、音律をめいっぱいいじり倒せるということ(一時期微分音音楽に挑戦しようとしてました)、及びピリオド楽器系のキーボード音源が無料、もしくは安価で入手できるので、今も愛用してます。

    というわけで(なんか手紙みたいですね)この第十一話の話ですが、これはまた大学の音楽人類学かなにかで年間テーマにできそうな分厚い話ですね。色んな意味で欧米化が一層進んでいるはずの昨今のJ-popでも揉み手ビートになっている、という話には、思わず画面に食らいついてしまいました 笑。なんで? あんだけシンコペだらけの音楽をやすやすと演奏してくれるイマドキの若い奴らが、実は演歌寄り?
    どういうことなんでしょうね。やっぱり、日本語の言語リズムの影響が大きいんでしょうか。リズム感覚が日本人はどうも他国人と違う、というのは、クラシックの世界でもよく言われますし、インドの古典音楽を究めていらっしゃる日本人演奏家の方も著書で触れてました。どうも、単純にアップフィールが苦手なだけ、という話ではないようです。その逆の話で、能とか雅楽みたいなリズム感覚は、日本人なら阿吽でできるのに外国の人は……ということもあるようなんで、もしかしたら拍とかパルスとかそのへんの時間感覚のレベルで何かが違うのかも知れません。

    それにしても、世界の中で日本だけが、ということはないはずだと思うんですよね。どこかの国や地域で、似たような現象が起きていそうなもんです。そことの共通項を挙げればこの問題も説明できると思うんですけれど、なかなかそういう研究は聞かないですねー。

    作者からの返信

     返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした💦

     なんかエラそうにあれこれかいちゃってましたね、スミマセンil||li

     欧米人がアップフィールなのはあくまでアフリカ音楽の影響で、西洋の音楽も元々クラシックでは表を強拍、裏を弱拍と言うように、ダウンビートなのですよね。

     アップフィール(バックビート)の感覚は、やはり欧米でブラックミュージックが生活に浸透してからの歴史の長さや親近度の影響で染み付いたものなのかなと考えます。

     話は違いますがアラブの音楽は微分音を使い、聞く人もそれを聞き分けていて、西洋の12音は物足りないとか言われますね。

     アフリカの西洋音楽に触れたことのない民族がクラシックを聴いても雑音に聞こえるという話もあります。

     お隣韓国のサムルノリという伝統音楽がありますが、こちらは日本の音頭なんかと比べるとかなり激しく攻撃的なビートですし、16ビートでアクセントには複雑さがあります。
     Kポップがブラックミュージックをうまく取り込んでいるのもなんとなくうなずけます。

     DNAや血の部分もあるのかもしれませんが、わたしは恐らく環境が育む部分が大きいのじゃないかなと考えているのですが……。

     ちなみに小室哲哉さんの往年のヒット曲のメロディの多くが三三七拍子のリズム構造にハマるのとか、誰か分析してくれないかしらと思ったりしています。