2019年12月10日
2019年12月10日、てんこ盛りでひと言にくくれないが、役所に生活保護の相談に行った。あとその足でハロワ(専門援助部門)へはしごした。正確な記録など望むべくもないのだけれど、覚えているうちにちまちまと記しておく。
生活保護の相談をして、まず今日のところの結論。
①制度面:現時点では申請ができない
②心情面:現時点で受けたい気持ちにはならなかった
①は、わたしの場合の受給額は月11.8万程度となる。これを上回る現金を所持している間は申請はできない。ちなみにこれを下回っても半額以上を持っていると、受給の際に調整が入る(つまり短絡的な言いかたをすれば損をする)。
生保を一度受給するとなかなか大きなお金は出ない。必要なものをいまのうちに買って(というかわたしには「浪費して」にしか聞こえなかったが)、約6万まで現金が減ったら申請すると良いよと言われた。
生保、当たり前なのかそうでないのかはさておき収入がない人を想定しているのがよくわかるなあと思ったのは、わたしのように生活している(これ以上詳細に言えない)にんげんは、いつ申請すると良いか(この意味するところは「損しない」とか「行政処理としてややこしくない」など)なんだかややこしいことだ。相談員さんなにやらいろいろと言っていたが、正直さっぱりわからなかった。
あと家賃は、世の中は「来月分を払う」パターンが多いと思う。だが生保はこれが王道ではない。詳細は知らないけど。ちなみにいまのわたしが自分の給料から(翌月分の)家賃を払ったらそのぶんの住宅扶助は出ない。そのへんもあり、申請日のことについてごちゃごちゃと言っていた。
親身だとは思うがものすごくくだらないと思う。
生活保護はただお金を補填するだけでなく、そうやって制度に生活のかたちを合わせて変えていくことを含む。というかそっちがメインじゃないかと思っている。一定の枠組みのなかで生かせようとする圧力がある。そのことだけ考えていられるなら良いが、ふつうに生きててそんなふうに行くわけがない。仕事もあり、通院もあり、ほかにもいろんな予定があるなかで生きているのだ。
このへんが②の理由とも言える。ほかの大きなところは、兄に連絡がいくこと(そういえばきょうだいにも連絡が行くということをうっかり失念していた)。親も嫌だがきょうだいは百倍くらい嫌だ。
ちなみに申請に際して必要なものは以下のような感じだった。わたしの場合
〇自分で書くもの
・申請書
・収入申告書
・資産申告書
・同意書
・親等表
・成育歴表
・稼働状況の調書
・家賃(間代)と地代の証明書
〇揃えるもの
・印鑑
・預金通帳(世帯全員、すべての金融機関。申請当日の残高がわかる状態で)
・給与明細三か月分
・年金手帳
・障害者手帳
・運転免許証
・マイナンバーがわかるもの
・賃貸借契約書、重要事項説明書
・保険の証明書
・健康保険証
・自立支援医療受給者証
以上! すごくないか。通常の手続きとして、このハードルを越えないと生保は受けられないのだ。できないひとにはそれなりの援助があるのかもしれないが、これはほんとにハードルとしか呼べないと思う。そこそこ暇で知的能力があるひとじゃないと作れないな。
そのほかにわかったことなど。あくまでわたしが聞いた説明の場合
・生命保険の類は必ず解約ではないらしい。ただしわたしの場合掛け捨てだからで、解約してお金が入る場合は別。また、保険が下りても収入扱いになって手元に残らないので解約がおすすめと言われた。
・現在かかっている精神科は生活保護の指定医療機関ではないが、転院せずに済む方法もあるんだかないんだか。自立支援医療を使ってどうのこうの言っていたが曖昧。いちおう結論としては転院しなくてもいいとのこと。
・ピアノは家具扱いなので処分を求められない(よっぽど高価なら別かも)。
・家は住宅扶助より家賃が高いので引っ越すよう指導が入る。実際引っ越す時期は体調を見ながらで良い。引っ越し代は出る。
・社会保険は加入したままで良く、自己負担分が医療扶助から出るようになる。
・収入認定、15000円までは控除となる。あとはいくら稼いでもほぼ変わらない。交通費なども控除。
生保の話はおおよそここまで。
結論から書いたとおり、わたしは受けたいと思えなかった。ちなみに現在のわたしの手取りは10万くらい(今月は休みすぎているのでもっとしょっぱいが)なので生活保護を受けてもせいぜい2万ほどしか手元に入らない。まあそれはもちろん働けていたらの話で、現状働くより休んではどうかと言われているからこんな話になっているのだが。
たとえ仕事を辞めて療養できるにしたって、制度に合わせて自分を作り替えることにわたしが耐えらえるはずがない、ように思う。わたしは大学で社会保障のゼミにいたりしたので、もともと社会保障制度には不満たらたらである。
なんとか仕事を続けて、うまく就活終わらせて、逃げ延びられないだろうかと率直に思った。ちなみに口座の残高は8万くらいしかない。
こうやって書いているとそれがいかに無謀で向こう見ずかわかるけれど、それでもまだ折り合えそうにない。とりあえず今月は申請は見送ろうと思った。今後のことはさすがにわからないけれど。
長くなったので、ハロワに行ったことは記事を改めようと思う。書けたら書く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます