第五話Sand star high(サンドスターハイ)

ハンターズ御一行はセルリアンをパッカーンして帰還した、コンはその際に銃を使い

その事についてミーティングルームで質問攻めにされている…


「結局何なんだ!あの道具はサイキョー  過ぎるだろ!」

ヒグマが騒いでいた

「だーかーらー銃!拳銃!ハンドガン!だって!オーケー?」

コンも騒いでいた

「でも何でセルリアンの体が溶けたんですか?」

リカオンが問いた

「それにヒグマが少し驚いてましたよ   何でですか?」

キンシコウも質問だ

「…解ったまず、キンシコウの質問についてだ、ヒグマは…いや大抵の動物は人間に

殺されてきた」

一気にミーティングルームがしぃんとなった

「その時に使われたのがこの武器、銃だ」

ミーティングルームはなんとも言えない空気に包まれた。

「でも、その力を制御する事が重要なんだ」

メガネがおもむろに口を開いた

「これはフレンズや人を傷つける道具じゃない守るための力なんだ…だろう?コン?」

コンは黙って頷いた

「さあ、今日はもう寝た寝た明日も出動が

あるかも知れないし、今日は疲れただろう」

メガネが皆を部屋に帰した、メガネは   そのまま部屋に入ってしまった。

「俺も部屋に帰って報告書書くか…」

コンも部屋に入った。

数時間後コンの部屋の扉を誰かがノックした

「(誰だ…メガネか?)ハイよー今開けますよー」

コンは扉を開けた、そこに立っていたのは リカオンだった。

「コンさん、一つ質問があって…」

「解ってるよ、調べたんだろう?普通の銃が

セルリアンに効かない事を…」

リカオンは意外そうな表情で頷いた

「ここで話すのもあれだ、入って茶でも飲みながら答えてあげよう」

そう言うとリカオンを部屋に通した。

コンはリカオンを椅子に座らせ紅茶を出し、

リカオンと向かい側の席に着いた

「さて、まずはサンドスターハイについて 話すか…」

約1年前ジャパリパークサンドスター研究所

「今日の実験は非常に危険だ、安全を充分に留意して行ってくれ…さて、実験内容だが

高濃度サンドスターを高圧縮、高加熱処理

する、サンドスターは未知の物質であるから

何が起こるか解らない…充分に理解しておくこと…以上実験開始!」

サンドスター研究所の研究所室長が説明を 終え、研究員全員がゴーグルと防護服を着用

して、実験室に入っていった。

「室長…この実験に何の意味があるんデスカ?」

やや片言の黒縁のメガネを掛けた男が室長に

実験室で問いた

「…君はCARSC(カース)から来た研究員だね?」

室長は白衣の胸の辺りに刺繍されている

CARSCのロゴを見て答えた

「そのとうりです室長、しかしそれと質問がどの様な関連性があるのですか?」

白衣の男は室長に詰め寄る

「まあ落ち着け…そうだ君はメガネ君と呼ばれているらしいね?私もそう呼んで良いかな?」

室長は笑顔で返した

「…室長貴方の回答は全くもって無意味ですもう一度聞きますこの実験に何の意味が  あるのですか?」

室長はため息をつき

「未知の物質の性質を調べるためだよこれで満足かい?」

メガネは頭にきたのか実験室ドアを大きな音を立てながら閉め行ってしまった

「はぁ…最近の若者は何故すぐに答えを求めたがるのか…」

室長も実験室に入っていった。

実験室は真ん中に柱のような機械が置いてあり室長はその部屋の棚に入っていた瓶を  手に取り瓶の中からサンドスターを取り出した

「これが高濃度サンドスターだ一見して違いはほぼ無いがフレンズ化やセルリアンの発生が通常のサンドスターより早くなる」

そう言うと室長は中央の機械の扉を開けその中に高濃度サンドスターを入れ、スイッチに手をかけた

「諸君このボタンを押せば高圧縮と高熱処理が始まる…覚悟は良いか?」

無言で研究員は頷いた

  同時刻サンドスター研究所実験観察室

「いよいよですね…この実験で更にフレンズ化の謎が解明されるでしょう…」

コンがガラス越しに実験室を見ていた

「そうですね…しかしこの実験少々危険ではないのでしょうか?」

と心配そうに実験室を見た

「その点は大丈夫です、万全な対策もとってあります…いよいよですよ…カコ博士」

    サンドスター実験室

室内は静かに赤いボタンを押した、それと 同時に機械が音を立てて動き始めた

「サンドスター温度上昇中…密度がかなり 上がっています…」

研究所の一人がメーターを見ながら報告した

数分するとサンドスターは形状を変え、

四角い塊の用だったものがツブツブした物体に姿を変えた

「形状が変化しましたまるでBB弾のようです」

また研究所が報告した

「もうそろそろ良いだろう…よし、取り出そう」

室長は機械を止め、扉を開け中の変形した

サンドスターを一粒セリリュウムの中に

入れた、セルリュウムはブクブクと音を立ててサンドスターの変わった

「いったいどういう事だ?今までの実験とは

全く違う結果になっている…」

メガネは淡々と室長を横目に実験の記録を

採っていた、しばらくはそのまま記録を  採っていた、しかし突如安定していた数値が

乱れだしたのだ。

「密度が急上昇中!危険値に達してます!」

「温度、危険値をオーバー!機材が溶け始めました!」

「サンドスター濃度急上昇人体に被害を侵す数値まで来ています!」

室長の指示により実験が中断されたしかし…

「温度低下中!しかしサンドスター濃度未だに上昇中!」

「クソッ!皆実験室から出て付近の研究員を避難させろ!」

室長はそう言うと研究員達を実験室から出し

サンドスターハイにサンドスターロウを注入し始めた。

「…!サンドスターロウがサンドスターに

変換された!いったいどうなってるんだ!」

室長は焦りを隠せなかった

そして次の瞬間…


次回~Past mistakes(過去の過ち)

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